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「チニングゲーム」最盛期! “年なし”あと一歩の47センチ

[ 2018年7月4日 12:41 ]

三重県伊勢市宮川河口

見事な47センチのチヌを釣り上げ思わずニンマリ
Photo By スポニチ

 【釣りラブ】サッカーW杯が盛り上がっていますが、三重県南部ではルアーでチヌを狙う通称「チニングゲーム」も最盛期を迎えています。年なしサイズと呼ばれる50センチ超えも夢ではないと聞いては、じっとしてはいられない。活躍する日本代表FWの大迫にあやかってではないが“半端ない”釣果を求めて車を走らせた。(魚魚クラブ・橋本 広基)

 今回の釣り場、伊勢市の一級河川・宮川の河口付近に着いたのは6月26日午後10時ごろ。このポイントは清流として有名なだけでなく駐車スペースも多く、護岸整備が進んでいる。そのため、足元も非常に良い。

 積み石の隙間にはチヌの大好物であるカニも生息しており、釣るには最高の条件がそろっている。毎年、コンスタントに釣果が望め、大型の個体が多いのも特徴だ。

 早速、キャストを開始。ルアーはチニング専用の10グラムを選ぶ。重りに針がセットされ、ラバーやワームでアピールするシンプルなアイテムだ。

 アプローチの基本は底狙い。必ずルアーを着底させ、海底をズリズリ、ズリズリとなぞるように動かす。イメージはチヌのエサとなるカニの動き。まずは上流から流す形でゆっくりと探ってくる。

 開始早々から、ガツガツ、ガツガツ…と、チニングゲーム特有の金属的なあたりが伝わってくる。ただ、ロッドを抑え込むような、食い込みの深いあたりは出ない。

 そこで、さらに海中でのイメージを膨らませ、チヌの攻撃を受けたカニが弱りながら逃げ惑う状況を演出してみる。あたりがあった後は、リールの巻きスピードを若干落とし、ルアーを動かし続けた。

 すると、ゴンッという感じで一気にロッドが締めこまれ、大きく弧を描く。ジィ〜ッとドラグ音が鳴り響いた。チヌの横走りは、川の流れも作用しているためだろうが強烈だ。

 ロッドを思いっきり立てて、強引に浮かせる。海面に現れたのは銀ピカの美しい魚体。興奮しながら無事にネットインさせたのはあと3センチで年なしに届く47センチの良型だった。

 ここで納竿となったが、ゲーム終了直前に一発を決めて、大満足で帰路についた。今後も“半端ないって!”と大いばりできる50センチ超はもちろん、個人的に一昨年に経験した2ケタ釣果の“大量得点”も期待できそうだ。

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