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振るキャストで良型ヒット シロギス24センチ超えも!

[ 2018年7月4日 07:12 ]

中川さんに良型ヒット(酒匂海岸で)
Photo By スポニチ

 【特選投げポイント】例年になく早い梅雨明けでいきなり夏本番。投げ釣りのシロギスも面白くなってきた。神奈川県西湘・酒匂海岸と静岡県網代・小山臨海公園テニスコート下で竿を出した。(スポニチAPC 川上 二郎)

 ◎西湘・酒匂海岸

 この時季、遠投で釣れる西湘海岸。酒匂海岸を探ってみた。大潮の4日目。潮が落とし始めて2時間後、駐車場下付近からスタート。釣り人は左端の消波ブロックゾーン寄りに2、3人と、手前200メートル付近に1人。竿を担いで数人が消波ブロック方向へ歩く姿があった。ほとんど貸し切り状態といっていい状態。波は小さく、潮は澄んでいる。無風後東からの微風。

 チロリを小さくセットした3本バリでスタート。海底は若干の凹凸があるもののフラットに近い状態だ。150メートルから100メートルまでを扇形に探った。3投したが反応がない。左に100メートル移動したがそこも魚の反応がない。

 道糸、オモリ、仕掛けを交換。ハリは2本に。180メートル少し手前(道糸のたるみを取って)に仕掛けが入った。仕掛けの移動を極力小さくサビく。ググッと重量感のある魚信。追い食いと確認のためその場に仕掛けを止めて待つ。数秒後再びググッ。さらに魚の動きが伝ってきた。巻き上げると20センチ級がヒットしていた。その後、2投空振り。さらに左へ50メートル動く。2投目はやや右方向にフルキャストして180メートル超え。遅いサビキで釣る。10数秒後強い魚信がある。追い食いと確認のため超微速で仕掛けを引くと「グイグイッ」と掛かっている様子。24センチ超の良型だった。続けて20センチ級がヒット。フルキャストして良型がヒットすることは投げ釣りの最高の冥利(みょうり)だ。楽しい!

 その後はヒットが途絶えた。さらに左に動くと少し先で釣っていた八王子市の中川慶一さん(59=会社員)に良型がヒット。「50メートルぐらいの所でした。近くでも釣れますね!」とうれしそうだった。

 そのころ、消波ブロック近くで釣っていた若いキャスターが通り「13匹釣りました。昨日、河口近くで釣れたので移動するところです」と、情報をもらった。

 潮は干潮の底に近かったのでその場で続投する。18センチがヒット。30分後、中川さんに投げ方をレクチャー、よもやま話をして終了した。

 ここ数年のパターンと同じように湘南一帯は底潮の水温が低いので、超遠投に分があるようだ。トーナメントの様子でも7〜8色(180〜200メートル)投げる人が有利という。 底潮の水温が上昇すると近い距離で釣れるようになる。ここ、酒匂海岸は暑い時季にジャンボ級が近場で釣れるので期待する人は多い。

 ◎網代・小山臨海公園 

 この数日前(雨の翌日)、小潮の2日目。探索に。最初は伊東港の港口を探り、港内も探った。港口付近は雨後の影響で若干の濁りがあり、ヒットするのは放流サイズ。港内も同様だった。そこで、濁りづらい網代へ移動。正午少し前から約2時間、臨海公園テニスコート下を釣る。70メートル前後で頻繁にヒットする。キスの他ベラ、チャリコ、メゴチ、タコなども交じり結構忙しかった。午後2時までに18センチまでのキス11匹と小ダコがクーラーに。この釣り場はウイークデー向き。休日は散歩や運動の人が多いので遠慮した方がよい。

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