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ヒラメ 半端ない 醍醐味 細めの竿でのやりとりは面白さ満開!!

[ 2018年6月28日 07:32 ]

筆者にも来ました。強い引きで楽しませてくれた
Photo By スポニチ

 【名人への道 決め手はコレ!】飯岡のヒラメが面白くなってきた。6月に解禁して早1カ月。今季は3〜4キロ級の良型ヒットも多く人気を集めている。今や主流はLT(ライトタックル)釣法。ハリス4〜5号と細めで狙う醍醐味(だいごみ)はホント半端ない。この釣りならではだ。(スポニチAPC林 悠二)

 飯岡、外川エリアのヒラメは、産卵期(3〜5月)の3カ月間だけが禁漁。6月の口開け以降、良い日にはトップ4〜5匹の成績も。それもあってか、7月8日に開催予定の第3回飯岡ヒラメ釣り大会はどの参加宿も満杯。キャンセル待ち状態だ。その7月を目前に控えた梅雨の合間、飯岡・隆正丸(田村光ニ船長)でご機嫌をうかがうと…早速、ヒラメ独特の荒く野性的な当たりが襲ってきた。

 「夏のヒラメは猫またぎ」と言われるが、とんでもない。引き味はもう秋〜冬の盛期並み。産卵後の体力回復に餌を活発に食っている様子で身に厚みも。

 雨模様からこの日乗船者は3人。右舷に並び15メートルダチで横流し釣りスタート。砂地帯をオモリで引きずって当たりを待つ。だが、潮に濁りがあり肩透かし。

 ここで一気に40メートルダチの魚礁へ移動だ。「根掛かりに注意して」と船長アナウンスが流れてすぐだった。

 「小型ですが…」。船中第1号は船首で竿を出す常連、新座市の平川耕三さん(82)。LT竿をしならせたのは600グラム級。その魚を船長がタモ入れした直後。ゴゴーン!今度は筆者の竿に力強い魚信が。海底にへばり付いて抵抗する魚、夏のヒラメとは思えない強い引き。軟調な竿でのやり取りだから面白さ満開。2キロ弱、60センチ級。次いでトモで竿がしなる。かつて8キロ(90センチ)の大物を釣ったと話していた、取手市の谷口和弘さん(62=自営業)が取り込んだのは3・5キロ、75センチの良型だった。

 その後も当たりはポツポツあり、餌のイワシに歯形がついたことも何度か。結果的には全員2匹で終了。

 「数が伸びる浅場は潮に濁りが残り、流れも悪かった」と、不振を顧みる船長。潮が澄んで潮通しの良い日には、もっと良い成績が出そうな気配を感じた。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、飯岡・隆正丸=(電)090(3687)9000。乗合は午前4時集合。料金は要問い合わせ。他に外川・かせ丸=(電)0479(24)9375=からも乗合出船中。

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