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マルイカ マルチ着乗り ズッシリ!魚のような引き満喫

[ 2018年5月29日 07:13 ]

自作の浮きスッテでダブル!マルイカ釣りを楽しんでいる野沢さん
Photo By スポニチ

 【ココが一番!】釣って面白く、食べてもおいしい。それにずんぐりとした姿が何とも愛らしい。3拍子そろった魅力を持つのがマルイカ。東京湾口、剣崎沖でも人気を集めている。誘いを繰り返せば「乗った!」。当たりごとに感激もひとしお。松輪間口港の喜平治丸から狙った。(スポニチAPC山本 有道)

 直結、直ブラ、ブランコ。釣行するたびにどの仕掛けにしようかと迷ってしまう。

 これまで直結では掛けるまではうまくいっても、ラインを緩めてしまうのかバラシが多かった。直ブラ、ブランコは数は少なくても着実にものにできた。さて今回は?鈴木輝船長に聞くと「慣れないことをするより自分に合った普段通りの仕掛けを使った方がいいですよ」とのこと。それではとブランコに決定。浮きスッテはもちろん喜平治丸が考案した「エロチカ」の5センチだ。

 強力な味方もいた。隣り合わせたのはマルイカ釣り35年のベテラン、横浜市の野澤秀和さん(72=自営業)だ。このところブランコ仕掛けで攻める釣りを試みているようで50匹釣った日もあったとか。その釣り方とは電動リールを超低速で巻きながら浮きスッテを躍らせ止める。そしてまた上へと誘う。10メートルぐらい探ったら底へ。この繰り返し。ブランコの私にとってはまたとない先生役だ。

 釣り場は剣崎沖。水深80メートルとちょっと深かったが電動なら楽。釣り始めて間もなく「乗ったよ!」と野澤さん。続いてゆっくり竿を上下させていた私にもズンとはっきり分かる乗りの合図。まずは1年ぶりの愛嬌(あいきょう)のあるマルイカの姿を見なくてはと電動のスイッチオン。上がってくる途中もいい感じで竿先に重みが伝わってくる。現れたのは30センチ近い良型!

 釣れなくなると船はすぐ移動。次の投入でも野澤さんの電動リールが軽快な音を立てている。実は浮きスッテは自作のエロチカ。ストッキングの染色から始めているという凝りようなのだ。この時はダブル。私もいつになく順調。それも「型がいいね」と野澤さんも驚くほど。27、28センチとそろっている。いやいやアドバイスしてくれたおかげです、と感謝したのだった。

 イカ釣りでは船長の合図とともに早く仕掛けを投入。底に着いた途端の“着乗り”が気分爽快だが後半になって実現。それも2匹。魚のように引き、ずっしり感を満喫した。

 この日の釣果は16〜32センチが2〜37匹。トップは直結仕掛けの匿名希望さん。続いてブランコの野澤さんが21匹。私、予想を上回る?2桁の10匹。マルイカ釣りは楽しい!

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、松輪間口港・喜平治丸=(電)046(886)1110。予約制。午前5時半出船。料金9000円。

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