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アユ ロケットスタートへ Are You Ready? 

[ 2018年5月24日 07:08 ]

今季は爆釣が期待される相模川。撮影場所は上流部の小倉橋下流(昨年)
Photo By スポニチ

 【2018アユ】関東地方の一部河川でアユ釣りが解禁。ファン待望のシーズンがやって来た。6月1日の本格解禁を前に各河川の状況をリポートする。昨秋は出水が多かった相模湾に流れ込む河川を中心に今季は例年にない天然アユの遡上(そじょう)が見られる。(山口 渓水)

◎相模川・中津川(神奈川県)

 両河川とも天然アユの遡上はかつてないほど。浅瀬でアユがひんぱんに跳ねているのが見られるほど。

 加えて漁協による放流もしっかりと行われているので、解禁直後からのロケットスタートが期待できる。

 さらに相模川の友釣り専用区が下流側の座架依橋までエリアが広げられ友釣りファンに喜ばれそう。解禁日は両河川とも放流物中心の釣りになるため、上・下流に釣果の開きはなく楽しめそうだ。

 型は平均で15センチ、大きくても20センチ止まりだろう。梅雨が明けるころになると遡上アユがグンと成長し、ロッドを絞り込みそうだ。

 また遡上アユが多いため、秋口まで若アユが釣れ続きそうだ。

 ◎酒匂川・早川(同)

 酒匂川・早川とも天然遡上は良好過ぎるほど。すでに上流部まで達している。

 漁協による放流も順調に進み、解禁待ちの状態。両河川ともすでに試し釣りも実施された。

 解禁日は放流物中心の釣りになりそう。下流、上流ともよほどの出水がない限り大差なく釣れそう。型は平均で15〜16センチ、大きくても19センチ止まりだろう。

 酒匂川の場合は5月に降雨が多かったせいで下流域のアカ付きが気になるところだ。

 今後の日照に期待したい。

 ◎稲生沢川・仁科川(静岡県)

 温暖な地域なため両河川とも天然アユの遡上が活発化したのが2月の下旬。魚はすでに上流まで達していて、5月中旬でオトリに引けそうな良型アユが散見できたとは稲生沢漁協の話。

 仁科川も同様に天然アユがほどよく遡上し、解禁日から順調に釣れそう。

 ◎安倍川・藁科川(同)

 天然アユの遡上は例年並み。魚体は小さめが目立った。

 春から降雨が多く、5月の放流は日を改めたことがあった。5月中旬になっても藁科川の下流域ではアカ付きが悪い状態。従って解禁当初、藁科川は、大きめな石が点在する中流から上流部が狙い目。

 温暖な地域のため、順調に照り込めばアカ付きも急速に早まる可能性もある。

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