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ボートでGO 巨ベラ “夏の河口湖”復活!50センチ級チャンス

[ 2018年5月23日 07:15 ]

河口湖で40センチ超えの良型ヘラブナを手にした金子さん                               
Photo By スポニチ

 山梨県河口湖の巨ベラは早春から活発に回遊して50センチ級が爆釣中。雨が降ると水位、水温が変化。それが奏功して“ダラダラ乗っ込み”の様相。梅雨から夏釣りシーズンへ向けてチャンスは続きそうだ。(スポニチAPC 上田 観水)

 3月中旬の降雨で動きだした地ベラが乗っ込み期へ突入したようだ。

 「“真如苑下”で尺半(45センチ)級が釣れています」とは北浜荘・梶原宗行さんの話。

 ボートをこぎだすと、すぐに(公園手前)凄いモジリがあって試釣りとばかりに15尺、「真底」=餌持ちアップ仕様=を上餌、「野釣りグルテン」の食わせ餌で底釣りを開始した。30分後、モーターボートが起こす波の間から餌落ち目盛りを飛び越えたウキの動き。“食い上げ”だ。合わせた竿は満月となり抵抗する魚に耐えて次第に手前に寄せると、玉網に納まったのは40センチ超級。続いてズバッ、今度は尺半級と入れ食い状態で型も良くなり

尺半から50センチ級が7匹、合計19匹を釣り上げて「この感覚を味わいたくてのヘラ釣り」と、ほくそ笑む。

 だが好事魔が多し。1匹当たり2〜3キロの巨ベラぞろいで42センチ枠の玉網柄が折れ曲がり納竿だ。

 友人に誘われて釣行の金子保夫さん(78=自営業、川口市)は38〜44センチを8匹釣り上げ「尺半を釣らなきゃ。釣り方が分かったので明日も挑戦」と話す。

 「乗っ込みの周期は10〜15日、降雨で増水や水温の上昇など梅雨時まで続く」とは梶原さん。チャンスは続き、地ベラの動きは往年の“夏の河口湖”復活を思わせる。

 ◎攻略法

 乗っ込みでハタいて(産卵して)アシから出る魚を狙う。

 雨後の増水時はモジリが目安となり沖目を狙う。

 セオリーは底釣り主体だが、水温の急上昇やモーターボートで揺れ起こす波はタナを上げる傾向があり宙釣りもベターとされる。 

 湖岸は遠浅とあってボート釣りがお勧めだが貸しボート店は少ない。

 ◎ポイント

 (1)北浜=長崎突端〜北浜荘前は急深からカケ上がりで巨ベラの回遊路。大石公園〜奥川にかけては緩やかなカケ上がり、沖まで続き乗っ込み期はアシ場狙い。

 (2)広瀬〜干拓=底は平坦でアシ場は広くオールシーズン狙える。

雨の後は各河川はき出し周辺の水色に留意する。夏季下に巨ベラのも特徴的。

 (3)八木崎=ミューズ館前ワンドは、オンドマリがいずれもアシ場で、同館前は釣りやすいがお勧めは丸栄側。公園前のアシ場は広い。沖目の立ち込み台釣りとなる。

 ▼釣況 北浜荘=(電)0555(76)7736。入漁&遊魚税1500円。貸しボートは2500円。

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