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日本海に春告げるビッグ・アジ43センチ! アコウ、ガシラ根魚も

[ 2018年5月2日 15:51 ]

福井・小浜湾

43センチの大型アジを釣り上げニッコリ笑う大津市・山田将隆さん
Photo By スポニチ

 【釣りラブ】厳しかった冬が過ぎ、春を迎えている日本海。季節の移り変わりは陸よりワンテンポ遅れる海でも、ようやく暖かくなった。それに合わせるように、魚も活発に活動し始めている。今回のターゲットはアジ。「好調続きだよ」と聞き、福井県小浜市の釣り船「松福丸」でチャレンジしてきた。(スポニチAPC・矢野貴雄)

 天気予報では「好天で風も弱く、暖かくなる」とされた4月19日、出船場所の小浜・西津漁港へ。午前7時到着で、晴天に「幸先よし」とほくそ笑む。この日の釣り客は当方含め6人。ポイントまで近いので早めに準備に着手する。

 仕掛けはマキエカゴの下に全長7メートル6本バリのサビキ仕掛け、オモリは80号をセット。潮流によって変える可能性もあるという。ポイントは小浜湾から若狭湾へ出た辺りで水深60〜70メートル。探知機で群れを探しながらゆっくり航行する。

 船足が止まり、イカリが投入されて船が安定したところで、カゴにアミエビを詰め、ハリにはオキアミをセットして仕掛け投入。探知機には底から5メートル付近から反応が出ているので「いったん、底を取った後に5メートルぐらい巻き上げて誘うように」と船頭から指示が出た。

 幸先よく中型から約40センチの大型も釣れるが、この日は潮流が緩やか過ぎて船が安定せず、群れの上にとどまるのが難しい。パラパラ釣れてはやんで、また釣れるを繰り返す。

 仕掛けを上げるたびにハリ先のエサを確認するが毎回、確実に取られる。エサ取りもいるようだ。これをかわしてエサが残っていれば、船がアジの群れの上に差し掛かった時に釣れる。そんな感じだ。

 そんな最中、トモの方でアジ以外が上がったというので見に行ってみる。根魚の約30センチのアコウだった。神戸市・白石美朗さんが、一番下のハリにサバの切り身を付けていたと教えてくれた。

 アコウがたくさんいる日本海側では、根魚も併せて狙うこのパターンもありだ。こちらも根魚狙いで、オモリが底を叩く深さまで仕掛けを下げてみる。しばらくアジを追加していると、根掛かりしたような感触からサオを持ち上げると引きが来た。

 上がって来たのは36センチの根魚のガシラ。エサはオキアミのままでも釣れた。他の釣り人も多くはないがガシラを上げている。アジの釣果が時間とともに落ちて来て、帰港時間となったので納竿した。

 この日のサオ頭は、ガシラ交じりでアジ35匹を釣り上げた愛知県一宮市・佐藤庄平さん。一番の大物は大津市・山田将隆さんの43センチだった。松福丸ではアジ釣りのほか、これから五目釣りとイカ狙い便などが始まるので、ますます楽しみだ。

 問い合わせは松福丸=福井県小浜市新小松原2の2の3、(電)0770(52)6298。 

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