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マダイものGW突入 乗っ込みシーズン到来で一発大物の確率UP

[ 2018年4月30日 07:11 ]

丸さんは置き竿でマダイをヒット
Photo By スポニチ

 【真説フィッシング】マダイファン待望の乗っ込みシーズン到来。各地で朗報が聞かれるようになりにぎわいを見せている。剣崎・大松丸の攻める剣崎沖でも、この時季特有の黒ずんだ魚体のマダイも釣れ上がりだし、盛り上がってきた。(芝 真也)

 産卵のため浅場へと集まり、マダイが群れで固まり狙いやすくなるのが乗っ込み期。条件の良い日に当たれば大釣りすることもあり、一発大物の期待もできる。

 乗船した大松丸には大勢のマダイファンが集まり、乗合2隻出しの盛況ぶり。筆者は、鈴木大揮船長の操る大型船に乗り11人の釣り人とともに午前6時30分出船。

 狙っているポイントの水深は40〜60メートル。剣崎沖でのタナ取りは、海面から、海底から、と2通りあるが、春は上からのタナ取りで行われる。船長のタナは、ハリス10メートルを基準に、ビシが海底から12〜13メートル上の位置になるよう出ていた。

 「始めてください。26メートルです」と船長の合図でスタート。投入は、ビシから沈めていき、長いハリスが絡まないよう手でガイドしながら、スルスルと送り込み、付け餌の付いた針を最後に入れる。ビシを指示ダナより7〜8メートル余分に落とし、ハリスがなじむのを待ってから、コマセをパラパラと振り出しながらタナに合わせて待つ。

 手返しの目安は3分ほどだが、当日は、餌取りが少なく、じっくり狙える状況。待ち時間を長めにすることで、タナに付け餌が漂っている時間が長くなり、マダイとの遭遇率が高くなることがヒットにつながっていた。

 右舷胴の間から竿を出していた町田市・丸剛司(たかし)さん(49=会社員)は「置き竿にして約5分待って当たりが来ました。竿がギューンと舞い込む瞬間はうれしいですね」と本命マダイを釣り上げニッコリ。ハリス上6号×6メートル、下3号×4メートル、間に小型サルカンを介したテーパー仕掛けでゲット。

 イナダもポツポツと交じり、後半は水深50メートル前後のポイントを狙いコマセが効いてくると、当たりが出始め上がってきたのは、30〜38センチのデカアジ。一時は入れ食い状態に。もしかしてお土産釣り?と思われてしまうかもしれないが、アジが釣れ続く中、ドカンと良型マダイがヒットしてくることがあるので、気は抜けない。その一発に期待をして釣り続けたが、この日は残念ながらノーヒット。筆者は無念のオデコ。リベンジだー!

 剣崎沖の乗っ込みマダイは、まだまだ狙っていける。一発大物の確立が高まってくるのは、ゴールデンウイーク頃から。6月前半まで楽しめるので、これからも目が離せないぞ。



03 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、剣崎・大松丸=(電)046(886)1244。出船あす1日から午前5時30分。乗合料金9000円(コマセ、氷別)

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