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GO!アマゴ!GO!入れ食い42匹 20センチ美形イワナも

[ 2018年4月25日 16:42 ]

兵庫県宍粟市 三室渓谷フィッシングセンター渓流荘

千種川で木々に囲まれながらアマゴ釣りを楽しむ
Photo By スポニチ

 【釣りラブ】春の訪れと共に各地で渓流釣りが解禁され、太公望を渓(たに)へといざなう中、釣友からの勧めで兵庫県宍粟市の「三室渓谷フィッシングセンター渓流荘」に釣行した。夕方には美しい魚体の天然交じりアマゴの入れ食いを満喫、16〜22センチのアマゴ42匹と20センチのイワナ1匹をゲット。木々に囲まれ、マイナスイオンをいっぱいに浴びる中、心身ともにリフレッシュする釣りを楽しむことができた。(鮎匠会・横山 芳和)

 晴天の4月13日午前9時過ぎに現地着「上流に7〜8人が入川しているので」と、店主から向かいの淵に案内もらう。ポイントにバケツ1杯(32匹)のアマゴやイワナを放流してもらい、釣り始める。

 市販の「オーナーばり山女魚アマゴ仕掛0・4号」をサオにセットして左岸から攻める。7号のハリにマルキユー「つれ鱒イクラ」3粒をセットし、白泡の立つ落ち込みに仕掛けを投入。何度か振り込むが反応がないので、川底でエサを切ってアタリを待った。

 晴天とはいえ水温は7度と凍てつくほど。ただ、魚は約10分で水になじんだ様子で、流芯脇の緩やかな所で目印が止まったり、突っつかれるような小さな変化の目印が出始める。平均18センチのアマゴが入れ食いとなった。

 落ち込みの大岩スレスレのピンポイントにエサを投入。流速よりも遅くコントロールしながら流していると、岩陰から現れた魚影が見えた瞬間、目印が上流に向けて吸い込まれた。瞬時に合わせると、クラクラと抵抗する引きが手元に伝わる。慎重に引き抜いてタモに収まったのは20センチの美形イワナ。何だか、とてもラッキーな感動を得る1匹だった。

 1時間弱で約20匹を釣り上げたところで食いが遠のく。ならばと、マイ仕掛けにチェンジ。カッパ極の6号から使用し、食い渋り始めるとハリやハリス、オモリを小さく軽量にして釣果を伸ばした。

 昼までに28匹で休憩タイム。昼食は渓流荘でアマゴ定食を頂いた。普段の釣行でゆっくりと食事することなどなかったが、ここは別世界のようなスローライフを楽しめる場所だ。

 午後からは上流の釣り残しを求めて再チャレンジ。腕の見せどころだ。夕方近くには流れの緩む背の開きで、天然化したアマゴが入れ食いとなり大満足で納竿した。

 この管理釣り場は、自然の河川をそのままに利用している。家族連れで楽しめることはもちろん、上級者をもうならせるゾーン。渓流沿いには雑木の木立が新芽を見せる中、桜の大木が満開で華やぎを演出してくれている。

 川は透明度が高く、流れに沿って子育てに懸命なカワガラスが目の前を何度も飛び交った。夕方には彼が私のサオに接触するアクシデントも。近くの岩に着地して仰天した表情で私の方を眺める愛らしい姿に心が和んだ。

 自然豊かで魚影も濃い三室渓谷。夏には避暑を兼ねて家族連れで再釣行したいと思いをはせた。

 ○…渓流荘ではアマゴ定食に加えて予約でイノシシのぼたん鍋などが味わえ、食事だけで立ち寄る人も多い。バーベキューは器具持参で可能。宿泊施設もある。利用入川料は3500円(魚の放流込み)、貸サオは600円。兵庫県宍粟市千種町河内821の1、問い合わせは(電)0790(76)2082。

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