×

ヤリ〜っ!!イカ軍団襲来 追い乗り最高!!Wパラソル

[ 2018年4月16日 07:13 ]

志田さんはパラソル級と合わせて一荷
Photo By スポニチ

【菅野順也の釣り巡礼】ヤリイカの群れが次々に北上中。茨城県最北部の平潟沖にも襲来!第15隆栄丸で身が透き通った“パラソル”を狙った。(スポニチAPC  菅野 順也)

 各地で好調に釣れ続いているヤリイカ。茨城県最北の平潟沖へも群れが北上中だ。

 突如、集団で群れが押し寄せて爆釣になっても、翌日には釣果が1桁台になることも珍しくないイカ類。釣行ごとに大当たりする人もいれば、もちろん逆のパターンもある。そんなギャンブル的な要素も釣り人を熱くさせる理由のようだ。

 午前6時、平潟港から出船した第15隆栄丸。航程20分でポイントに到着。「水深は45メートルです。底付近に反応があるので探ってください」と鈴木和次船長からゴーサイン。イカヅノ投入器から一斉に仕掛けが飛び出した。

 当日は濃い群れは入っておらず、鈴木船長は根のあるポイントを点々と小移動して船を反応に合わせた。私は海底から5メートルほどを数回誘った後に、仕掛けをいったん巻き上げてタナに戻す「巻き落とし」を繰り返した。

 わずかに違和感が伝わった直後に「ずしり!」と重みが竿に乗った。胴長40センチの良型がヒット。その後も粘り強く誘えば乗りが表れた。ヤリイカ釣りに初挑戦の中野区・山本武志さん(32=ダンスインストラクター)は「釣りは相手とリズムを合わせないとうまくいかない。ダンスとの共通点」と初ヤリイカの手応えに感激の様子。

 仕事が忙しく久しぶりの釣行という板橋区・大川仁さん(55=会社員)は「反応の良い誘いを探しているところです。ヤリイカ釣りは腕の差が出るのでやりがいがありますね」と特大のパラソルをヒット。

 深海から浅場まで船釣りは何でもこなすという、日立市・志田則夫さん(57=自営業)は「季節ごとの釣り物を追い掛けています。投入してすぐに掛かって、さらに追い乗りした時が最高ですね」とパラソルのダブル!

 鈴木船長によれば「一日の中で乗りの良い時間は突然やって来ます。時合を逃さないように集中してくださいよ」とのこと。残念ながら当日は爆乗りタイムは訪れることはなく、2桁到達の釣果で納竿となってしまった。

 しかし後日、好釣果もあり、小型(メス)のヤリイカも交じっているので今後の終盤戦にも注目だ。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、平潟・第15隆栄丸=(電)0293(46)3980。午前5時半集合。乗合料金1万円から。

続きを表示

バックナンバー

もっと見る