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春到来!55・8センチ ニジマス 21日「バリバスカップ」へ高まる期待

[ 2018年4月3日 07:47 ]

自作のミノーで55・8センチの美しいニジマスを釣った草薙さん(右)と勝間田さん
Photo By スポニチ

 【ココが一番!】解禁して1カ月、神奈川県芦ノ湖のニジマス、ブラウンが順調。時には60センチオーバーの“スーパートラウト”もお目見えしている。21日(土)には「バリバスカップ2018スポニチ芦ノ湖ルアー・フライ釣り大会」も開かれる。どんな大型が現れるか楽しみだ。(スポニチAPC 山本 有道)

 芦ノ湖は釣りの魅力はもちろんだが、湖上からの景色もまた格別。天候は曇り。あいにく富士山は雲に隠れていたが、湖畔の遊歩道には和服姿の外国人観光客が何組も見られ、湖上を行きかう観光船からは私たち釣り人に「釣ってね」と言わんばかりに手を振ってエールを送ってくる。何とも爽やかな気分になり、春が来た!と感じさせてくれるのだ。

 実は芦ノ湖で竿を出すのは十数年ぶり。フィッシングショップ・ノザキ店主の野崎茂則さんと一緒にボートに乗ったのだが「まずは型を見よう」と試みたのはフライを付けてのハーリング。元箱根湾をゆっくり進めば「ここでは60センチオーバーのニジマスを釣ったなあ」「40センチのブラックバスもこの辺り」と、過去の大型を釣ったシーンが鮮明によみがえってくる。

 だが、この日の活性はちょっと低め。水温がまだ6度と低いからだろう。魚探をのぞいていた野崎さんも「底に反応があるんだけどなあ」。浮いてこないのだ。やっと当たりがあったのはスタートして30分後。フライロッドが勢いよくしなった。ラインを手繰ると時折突っ込みはするものの大きくはなさそう。現れたのは30センチちょっとのブラウン。まだまだ大型に合いたい――と即リリース。しばらくしてニジマス。こちらも同じくらいのサイズ。その後もニジマスが続いたが大型には出合えなかった。

 小雨がぱらつき始めノザキ桟橋に戻ると55・8センチ、2・14キロ、ヒレピンの美しいニジマスが待っていた。釣ったのは世田谷区の草薙義厚さん(51=ルアービルダー)だ。芦ノ湖の釣りは30年。趣味が高じて製作者になり、今では人気ルアー「ORAミノー」を作っている。「これはゆっくり引いても泳ぎがよく、大きなニジマスを誘い出す、という狙いなんです。今日はプリンスホテル前でヒットしました」と自分のルアーでの良型に一安心?同行していた御殿場市の勝間田賢治さん(53=会社経営)は「吉原窪でもいい当たりがありましたが、こちらはバラシてしまいました」と残念そう。吉原窪といえば私たちも攻めたところ。大型が潜んでいそうだ。

 これから水温も上がり魚の活性も高まってくる。大会の頃は期待大だ。

 ▼釣況と大会申し込み 芦ノ湖、フィッシングショップ・ノザキ=(電)0460(83)6167。入漁料1300円(中学生以下無料)。ローボート3500円。エンジン付きは9000円から。

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