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底釣り不発…あ“ブナ”かった〜 短サオにチェンジで良型38センチ

[ 2018年3月14日 15:13 ]

奈良県葛城市「当麻池」のヘラブナ釣り

奈良県葛城市当麻池でのヘラブナ釣り。この中桟橋では36匹釣り上げた人も
Photo By スポニチ

 【釣りラブ】梅の花が満開を迎える頃になると気温も上昇し始め、確実に春の足音が聞こえてくる。そんな季節の変わり目に、奈良県葛城市の管理釣り場「当麻池」へヘラブナ釣りに向かった。同行した釣友は34センチを筆頭に6匹、こちらは最初は苦戦したものの起死回生の良型38センチを釣り上げ、胸をなで下ろした。(スポニチAPC・杉本 功)

 現場に着いたのは3月11日の日曜朝7時ごろ。約10人がすでに各桟橋に入っていたため、事務所手前のポイントにすることにした。釣友の岩朝秀行氏は3メートルのサオで、得意とする段差の底釣り(バラケエサの上バリ、食わせの下バリの段差を大きくとるやり方)を選択。こちらは3・9メートルの長めのサオで、上下の両バリともダンゴエサを使ったノーマルな底釣りで狙うことにした。

 事前に用意した「わたグル」「グルテン四季」「ダンゴの底釣り夏」を混ぜたものを両バリにつけ、8時30分ごろに開始。最初はテンポよくエサを打ち込み、ターゲットの寄せに徹することにした。

 ところが、2時間を過ぎてもウキに何の変化も現れない。その間も隣の岩朝氏が時折、サオを曲げる。うらやましい。前の桟橋でも、奈良県大和高田市から来た常連の弓場八起さんが、2・4メートルの短サオのチョーチン釣り(活性が低い冬場に、バラケエサでヘラの集まるタナを作る釣法)で、ハイペースで良型を釣り上げている。

 一度、サオを置いて各桟橋を見て回る。この日は底釣りの面々は不調で、短サオを使った方が好釣果のよう。好天気で水温が上昇したといえど、底近くの水温がまだ上がりきっていないと判断。昼食後に場所も変更した。

 今度は奥の桟橋で、サオは2・1メートルの短サオにチェンジ。バラケに「粒戦」「とろスイミー」「サナギパワー」「セットアップ」を混ぜたものを、食わせに「力玉」を付けて再開。すると30分後にようやく水面のウキが消し込むアタリがやってきた。タモに収まったのは立派な38センチ。最初の選択で失敗し、わずか1匹だったが最後に良型を仕留め、安堵(あんど)の納竿となった。中桟橋では36匹を釣り上げた人もいた。

 当地のヘラブナは桜が咲く4月後半から5月にかけて本格的な食いに入る。これからがシーズン本番なので、ポカポカ陽気の中で数釣りも楽しめそうだ。

 問い合わせは当麻池=奈良県葛城市新在家64 (電)090(1480)1555。

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