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「生寿司」マルアジ マアジと同じ味 関西では宙層でおなじみ

[ 2018年3月2日 07:21 ]

 【吾作流 雑魚をおいしく!】「アジ」と言ったら関東では底から3メートルぐらいで釣れるマアジだけど、関西方面では宙層で釣れる「マルアジ」も区別なくアジとして楽しまれる。早春の相模湾ではこちらの方がよく釣れたりする。 (イラスト&文 桜多 吾作)

 「マルアジ」の旬は5〜9月となっているが、もっと早くから次々と違うタナを狙うライトタックルのシャクリ釣りで釣れる。マアジよりちょっと長めで大きいのがコレ。

 味はマアジとほとんど変わらない。おいしいからマアジのレシピが転用できる。マアジと形状の違いはハナレビレがあって、ムロアジに近い。その差が分かる人は食通。

 普通の刺し身でもおいしいが、ちょっと変わっているのが「生寿司」。(1)三枚におろした身に塩を振って20分(2)水洗いをして塩と水分を抜き(3)昆布を敷き三杯酢を入れて魚を皮を下にして3時間くらい冷蔵庫の中で漬ける(保存用なら10時間)。(4)皮を剥いで(剥げないようなら、もう一度酢にもどす)(5)適当な大きさに切って盛り付ける。ワサビじょう油でもショウガじょう油でもお好みに。ご飯で握ってもおいしいよ。

 「煮付け」は(1)輪切りにして水洗い(2)しょう油、ミリン少々、カツオのダシ汁を入れて沸騰させる。ショウガを入れても良いがタカの爪でも臭みがとれる(3)煮立ったら弱火にして少し煮つめる。

 「甘酢あんかけ」の甘酢あんは、水カップ2、しょう油大さじ3、砂糖大さじ5、塩小さじ1、酢大さじ5を煮立たせ水溶き片栗粉を加えて作る。

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