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厳冬でも敢闘!38センチの口太メジナ 暖かい海求めて磯場狙い的中

[ 2018年2月23日 10:48 ]

山口さんが釣り上げた30センチのメジナ
Photo By スポニチ

 【磯&堤防】2、3月は海水温がもっとも低く、魚の動きは悪い。堤防では釣果なしの覚悟となるので、良型メジナが望める城ケ島へ足を運んだ。 (スポニチAPC 恩田 誠)

 磯場は、足場が凹凸で、滑りやすいところが多いので、専用のシューズが必要。また、ライフベストも必着。

 装備はやや大変だが、狙えるポイントがたくさんあるのが最大の利点。堤防では先端部や消波ブロック近辺が有利で、場所はかなり限定される。一方、磯ではサラシ、潮目、沈み根周り、カケ上がりなど、狙うポイントはたくさんある。

 三浦半島の各堤防では、閑古鳥が大鳴きするほど釣り人は少ない。ひとえに、釣果が悪いからだ。そこで、南下すれば少しは水温が高く、魚の動きも良いかも?と考え、城ケ島へ出掛けることにした。

 城ケ島は、三浦半島の南西端にあり、黒潮の枝流の影響を受けやすい。それだけに、春の訪れも早いはずだ。

 特に、島の西側は水温が上がりやすいだけでなく、岩場が変化に富み、かつ、水深もあり、なおかつ、海底の凹凸も激しい。磯釣りには最適な場所だ。

 当日は南からの風が残り、波はかなり高い。このため、長津呂崎や、長津呂の磯の四畳半、ヒナダンといった好ポイントは釣りづらそう。そこで、高波の影響が少ない長津呂湾で竿を出すことに。ここは海底に溝が走っているためか、水深はかなりある。同行の山口守さん(68=横須賀市)がもっとも好きな場所だ。

 サラシの先にできる潮目の下に狙いを定める。ウキを浮かせると、風や波、サラシの影響で、仕掛けはすぐにポイントを外れてしまう。このため、ウキの浮力を殺し、沈め釣りで5メートル前後のタナを探る。

 ウキは視認できないが、道糸の動きで当たりは取れる。

 ほとんど餌が残る状態だったが、ウキが沈み込む潮に吸い込まれていったとき、道糸が走った。ヒットしたのは38センチの口太メジナ。この悪条件ではまずまずの獲物。今後、水温が少し上がれば、釣況は上向くはずだ。

 ▼釣況・餌 いけのや=(電)046(882)5968。

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