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黒メバル満開!6連 サビキに追い食い25センチも

[ 2018年2月20日 07:27 ]

サビキに4匹掛けの柏櫓さんは次々と釣っていく 
Photo By スポニチ

 【ココが一番!】“春告魚”と呼ばれる黒メバルが東京湾の観音崎沖で竿を揺らせている。横須賀・鴨居のおかだ丸ではマアジとのリレー。どちらも順調で、タナさえ間違えなければ心地よい引きが味わえる。この時季お薦めのメニューだ。(スポニチAPC 山本 有道)

 雪などめったに降らない和歌山・南紀で育ったせいか寒さにはいまだに弱い。寒波の相次ぐ襲来で釣りにもおっくうになっていたが、黒メバルが釣りたい(食べたい?)という思いが寒さを上回って鴨居への釣行となった。

 黒メバル釣りは楽しかった。といっても最初は当たりが遠かった。岡田恒夫船長によれば「潮の流れが速い。こんなときはサビキ仕掛けでは釣れない」とのことで流れが落ち着くまで待とう、とビシ釣りに変更。しばらくして底から5メートル誘ったところでドドッと威勢のよい当たり。引きもよく、上がってきたのは2匹。23センチの良型だ。

 「おっ、4匹!」と声を上げたのはサビキを続けていた三鷹市の柏櫓(かしやぐら)鉄雄さん(71=工務店経営)。黒メバル2匹とカサゴ2匹が連なっている。お父さんと一緒に仕事をしている息子の健さん(36)はビシ釣りで、こちらはダブル。「妻や娘も釣り好き。家族全員で釣行するときもあります」と鉄雄さん。うらやましい釣り好き一家である。

 潮がよくなったところで再びサビキ釣り。コツンと当たりがあった。どれだけ追い食いさせられるかが問題。リールを巻きたい気持ちを抑えひたすら待った。竿が弧を描いている。電動で巻き上げ開始。水深は30メートルほどだからあっという間に魚が見えてきた。鈴なり!2本のハリには掛かっていなかったが6匹が躍っていた。25センチの良型も交じっている。これだから黒メバル釣りは面白い。その後も4匹掛け、3匹掛けがあり計25匹。黒メバルの部で思わぬ竿頭!

 後半は90メートルダチに移ってのマアジ。これがまた好調。コマセも効いていないのに第一投からダブル。品川区の正宗克章さん(64=会社員)もそうで「何しろおいしいから」とご満悦。型もそろっていて30センチ級が多かった。

 何?と思わせたのは納竿間際。ビシが底に着いた瞬間、引きが始まった。絶え間なく竿を叩くのはサバと決めつけていたが、現れたのは1キロのマダイ。最初から最後までいい引きを味わえたリレー釣りだった。ちなみにこの日の釣果は15〜25センチの黒メバルが2〜25匹。マアジは23〜35センチが14〜41匹。まだまだ楽しめそうだ。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、鴨居・おかだ丸=(電)046(841)0306。午前7時20分出船。料金8700円。リレー船は3月末まで。

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