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初ヤリで快挙パラソル 沖メバル快感5連

[ 2018年2月18日 14:50 ]

緑川さんは沖メバルを多点掛けを達成
Photo By スポニチ

 【菅野順也の釣り巡礼】茨城県の釣りが今熱い!平潟出船では良型の沖メバルが鈴なり。外道も多彩だ。鹿嶋沖ではヤリイカが順調に釣れている。(スポニチAPCl菅野 順也)

 ◎平潟・第15隆栄丸

 「ここからカケ上がりになります。しっかり底取りをしてください」と、かじを握る鈴木和次船長からアナウンス。水深170メートルの岩礁帯。1投目はサバのみに終わった船上だったが2投目は竿先が心地よい振幅で揺れ動いた。「1匹掛かったら5〜8メートル巻いてください。大型ほど高いタナにいます。じっくり食わせて全部のハリに掛ける気持ちでね」と鈴木船長。

 会社の釣り仲間3人で乗船した白河市・緑川武洋さん(53=会社員)は「深い海から上がってくる姿が最高ですね。追い食い成功です」と沖メバル5点掛け。緑川さんと同行の同市・小山田等さん(57=会社員)は「刺し身や塩焼きにします。脂が乗っているから凝った料理じゃなくてもうまいね」と沖メバルとパンダ(ウケグチメバル)を6点連ねた。

 鈴木船長によれば「周りの人より釣れない時は、仕掛けや餌を変えるなどしてみてくださいね」とのこと。私の竿も大きく海面に突き刺さる巻き上げで、6匹の沖メバルが浮上した。

 「今日はナギ日和なので、もう少し深い所もみてみましょう」と鈴木船長は船を東に10分走らせて再投入。メヌケ・ユメカサゴなどさらに赤い魚が加わった。中学生からの同級生3人組で仲良く釣行の台東区・下正明さん(52=自営業)は「このメンバーは40年ほどの付き合いです。突然、強い引き込みだったので驚きましたよ」と2キロ級のマゾイを釣り上げていた。

 ◎鹿嶋・豊丸

 今シーズン好釣果を持続している鹿嶋沖のヤリイカ釣り。中盤以降はトップで80匹以上の数字も並ぶ。

 午前6時15分、「水深は62メートルです。海底から5メートル上まで反応があるから探ってください」と出頭洋幸船長のアナウンスで釣りを開始。一斉に120号のオモリが放物線を描いた。一流し目から当たりを捉えた人が数人。

 ヤリイカ釣りに初挑戦の所沢市・水谷宣昭さん(45=公務員)は「投入器の使い方など最初は戸惑いましたが、慣れたら楽しくなりました」と初のパラソルをヒット。その後、出頭船長は次々に反応を探し、船を合わせて投入を繰り返したが単発の乗りばかり。「昨日までの群れはどこに?」といった状態で、潮の流れが緩慢となりヤリイカのご機嫌が斜めのようだ。

 水谷さんと同行し、釣り方をレクチャーしていた佐々木桂さん(43=公務員)は「ヤリイカを追い掛けて各地を回っていますが、この辺りは水深が浅いので釣りやすいですね」と1匹追加。

 出頭船長によれば「今日のパターンならあまり強く誘わずに指示ダナの間をゆっくりと巻き上げるのが効果的ですよ」とのこと。

 イカヅノを見切った群からいったん10メートルほど巻き上げてから再びタナへ一気に落下させる「巻き落とし」。ゆっくりと落としていく「落とし込み」などもあるのでお試しを。

 私の竿がフワリと軽くなる当たりがあり、竿を持ち上げるとズシリ。追い乗りを狙った複合技でゆっくりと巻き上げると、さらに重みが乗った。浮上したのは胴長38、40、42センチ。単発主体で頭20匹の当日には、歓喜のパラソル3連だった。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属・第15隆栄丸=(電)0293(46)3980。集合時間要確認。乗合1万5000円。

 ▼当日使用のタックル 仕掛け=がまかつ 沖メバル・テリ仕掛け13号

 ▼使用のタックル イカヅノ=下田漁具 イカサビキ シュリンプ針22段11センチ各色混合

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