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厳冬に敢闘!タチウオ15匹 竿頭とはいかないけど…苦手意識薄れた

[ 2018年2月8日 07:42 ]

コツをつかんでからは連発。苦手意識は克服?
Photo By スポニチ

 寒さにはめちゃ弱い、という“釣り姫”ことふくだあかり。記録的な寒波が訪れる中、狙ったのは東京湾のタチウオ。苦手意識が高かったターゲットだが、今回は…。

 東京の気温はマイナス4度を記録。多摩川の川面にはもやが立ち込めていたそんな日の朝、ワタシといえば全身にカイロを貼り付けて、タチウオを狙いにいってきた。タチウオといえばワタシの中でのウイークポイント。昨夏、浅場で釣り、やっと少し仲良くなれてきたかも…ぐらいのレベルで、冬の深場ではまだ苦手意識を残したまま。でも“夏タチ”の感覚が残っているうちに冬のタチウオの感じもつかんでおきたい。

 乗り込んだのはタチウオ名人が集まる川崎・中山丸。中山勝之船長=写真=が船を向けたのは冬場には珍しい浅場、水深50メートル。反応は底から5メートル。夏タチ同様に細かく刻みつつ誘い上げながら反応を探ってみると当たりが。うまく乗せられなかったものの餌は食われていたので、そのままのやり方でやっていたら船長からアドバイスが。冬のタチウオは夏ほど追いかけないから、リールハンドルを使って釣るのはタブー。フワフワと同じタナを誘って、大きくあおりを入れながら当たりの出るタナを探すと良いとのこと。が、感じをつかむ前に反応がまばらになりポイント移動。

 次のポイントは久里浜〜金谷沖の120〜130メートル。水深はもっと深いのでタナはラインのカラーマーカーでとる。指示ダナまで仕掛けを落とし、50〜100センチ刻みで探っていく。すると竿先に出るツンツンした当たり。ハリスが2・5メートルと長めなので、ちょっと合わせるぐらいだとうまくフッキングしない。なのでちゅうちょせずに電動リールの巻き上げを一気にオンにして合わせを入れる。すると、ずしんと竿に乗る重み。さらに5メートルぐらい巻き上げてきて、後はスローで。すると、銀ぴかに光るタチウオが釣れるってワケ。

 後は当たりが出たタナを覚えておいてそこを重点的に攻めるだけ。うまく合わせられなかったりしたものの、後半のポイントでは毎投当たりを出せたし、リズムがつかめてきた。

 この日の釣果は船中10〜27匹中15匹と、真ん中ぐらい。悪くもなければ良くもないけれど、今までのスソだったりしたことを考えるとワタシの中ではよくできた方。むしろ苦手意識が薄れたぐらいで、これはかなりの収穫。寒波の中、正直寒くてしんどかったし、終始餌のコノシロは凍ったまま解けなかったけれど、ワタシにとっては当たり日。この日に行けて良かった。

 今後、春前ぐらいまでは狙えるから、それまでに、またサイズのいい群れに当たる時が必ずあるはず。いい群れに当たればメーター超えの“ドラゴン”の数釣りなんかもできちゃうほど東京湾のポテンシャルは高い。タチウオ攻略のコツはだいぶ分かってきたし、冬場の深場タチウオの苦手意識も薄れたから、次はもっとサイズが出る時季に当たりますように。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、川崎・中山丸=(電)044(233)2648。出船は午前6時45分。乗合料金9800円。

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