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寒ヘラ熱い闘志 40〜50センチの大物狙える!

[ 2018年2月7日 05:00 ]

2号桟橋東向きでサオを垂らし、寒風とも戦いながらヘラ釣りにいそしむ釣り客
Photo By スポニチ

 【釣りラブ】連日のように、氷点下の気温を記録するこの時期のヘラブナ釣りは、最も難しいとされる。そんな厳寒期にあえて底釣りに挑戦。堺市のスポニチ指定店「新こしが池」に向かった当日の朝も0・1度と、アタリがあるかどうか不安になる肌寒さだったが、見事に34センチと28センチをゲット。心はポカポカに温まった。(スポニチAPC・杉本 功)

 目的地に着いたのは1月31日の午前9時ごろ。釣り事務所でオーナーの山下尚宏氏から「この時期は、忍耐力が大事」というアドバイスを受けて、2号桟橋の西向きに釣り座を構える。池特製のワラビウドンにペレットのまぶし粉を付けて、1時間後に釣り始めた。

 最初は魚を寄せるため、ウキがなじむと同時にエサを切り、5投目で少し待ちを仕掛けて、ウキの変化を確かめた。以降はその繰り返しで粘るが、午前中のアタリは残念ながらゼロ。この時期の難しさを改めて痛感するが、だからこそ闘志に火が付くというものだ。

 昼食後、少し気温が上がり始め、期待が少し膨らんできたので集中力を高めた。すると、寒風に負けてなるものか!とハートを熱くする年配ライターに、釣りの神様も根負けしたのか。今まで何の変化もなかったウキが少し持ち上がった瞬間、力強く水中に引き込まれた。すかさずサオをはね上げる。ヘラ特有の重量感が手首にジンジンと伝わってきた。

 慎重にタモで取り込むと、本日第1号の34センチが顔をのぞかせた。安堵(あんど)していると、その後にさらにおまけの28センチを追加。冷え込むのも早いので、午後3時ごろには納竿した。この日のサオ頭は和泉市・西山武さんの40・5センチだった。

 今冬に同池の大会で44・7センチを釣り上げるなど、夫・正剛さんと週に2〜3回は通うという堺市の常連、三谷明子さんは「数はあまり望めない季節ですが40〜50センチ以上が釣れるので楽しめますよ」。今月1日には500キロの新魚を放流したばかり。陽気な春の足音が近づいてくれば好釣果が期待できそうだ。

 問い合わせは新こしが池=堺市中区辻之1、(電)072(234)9101。1日券2000円、半日券1500円。

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