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小1愛娘とタッグ イサキダブル 大人顔負け!冷静に追い食い成功

[ 2017年6月17日 07:31 ]

魚とのやりとりは紗英ちゃんの役割
Photo By スポニチ

 【ガイド】南伊豆のイサキが好調。もうすぐ梅雨のシーズン。この頃から、イサキは抱卵。旬の最盛期を迎え腹パンの数釣りが楽しめる。当たりも「キュン」と明確。小気味よい引きで竿を曲げてくれる。 (芝 真也)

 イサキの魚影の濃さではピカ一の南伊豆。ここを攻める須崎・光明丸では、安定した釣果が出ていてトップ50〜60匹。良い日には80匹前後も釣れている。

 「反応はバッチリ。連日好調ですよ。真子や白子が入り始め、おなか周りがぷっくりと膨らんできました。脂も乗っていておいしいですよ」と土屋臣嘉船長。

 仕掛けは、ハリス3号×4・5メートル、チヌ4号もしくはグレ9号の2〜3本バリ。コマセ、付け餌はオキアミ。ビシはL80号。

 伊豆半島の先端に位置するこの海域は潮通しが良く、流れが速いことが多い。そのためこまめにポイントを流し直すので、1流し1投入が原則。船長の号令に合わせて、仕掛けを投入することが大事なポイント。

 この日は、協定開始時刻の午前6時スタートから活発にヒット!指示ダナは40メートル。ビシを5メートルほど余分に沈めて、コマセをパラパラとまきながら指示ダナに合わせる。すると、すぐに「キュキューン」。気持ちいい当たり。手巻きで、ゆっくりと巻き上げて、追い食いを狙っていくと「キュンキュン」と伝わってくる引きが「ギュンギュン」。いっそう強い引きに変わり、ダブル、トリプルが連発。

 右舷胴の間から竿を出す静岡市の医療技師、小柳一路さん(39)は小1の愛娘、紗英ちゃん(7)との連携プレーでイサキからのシグナルが止まらない。お父さんがコマセをまいてタナを取り、当たりが訪れたら紗英ちゃんの出番。ゆっくりとリールを巻き上げ、追い食いさせる。落ち着いた様子で巻き上げる姿は、大人顔負けの釣りガール。見事ダブルで釣り上げ、お父さんと一緒にはいポーズ!

 月に2〜3回のペースで釣りに出掛けている小柳さんは「こんなに釣れるのは初めて。驚きました。娘と楽しい一日を過ごせてうれしいです」と大満足。紗英ちゃんは、お父さんの取り込みを船ベリから顔をのぞかせて「あっ!今度は、イサキが3つ見えるよ」と笑顔がはじけていた。

 イサキは、これからが最盛期。旬の味覚、真子、白子を楽しめるのは、この時季限定。これからは、ナギの日も多くなる。当たりは多いので、心地よい引きを楽しんでほしい。

 ◎イカ短持参お勧め

 付け餌はオキアミでも十分釣れるが、状況によって、ポイントによって、イカ短が効果的な時がある。餌取り対策も兼ねて持参すると良い。大きさは、幅2ミリ、長さ3センチほどに切って使い、オキアミと合わせ使う。食いが良い状況ではイカ短だけでも食ってくる。餌持ちが良いので、1つの餌で2回、3回と繰り返し使えることもある。餌付けの手間が少なくなる分、手返しアップになる。

 ◎青物の襲来に注意

 マダイや、ヒラマサ、ワラサなどの青物が食ってくることもある。当日も「マダイの反応が出ているよ。注意して」と船長からのアナウンスが何度かあった。残念ながらヒットすることはなかったが、イサキを釣っていると、突然「ギューン」と襲ってくる。ドラグは、しっかり調整しておこう。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、須崎・光明丸=(電)0558(22)4408。午前4時半集合、5時出船。乗合料金1万3000円。

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