×

寒〜い冬に恋しいキス 12月後半食い止まった!?ヒット求め伊豆、沼津歩き回り

[ 2017年1月14日 05:30 ]

4連掛けヒットの米山さん
Photo By スポニチ

 【特選 投げポイント】

 今季の投げキスは終期が急速だった?12月前半まで各地で釣れていたキスは後半に入ると同時に一部を除き食いが止まった?年を越しても状況は好転していない。水温の低下が止まれば期待できるようになるが…。  (スポニチAPC 川上 二郎)

 ◆遠投も苦戦

 ◎南伊豆

 南伊豆・手石へ。大潮の2日目。青野川の河口に造られた小さな漁港の堤防へ。時季的に遅いかもしれないという予想は的中。1時間半、遠・近・左・右を探った。数匹のメゴチがヒット。

 数年前、時季外れにもかかわらず数匹の良型のヒットがあった弓ケ浜の左手のワンドへ。遠投を繰り返した。20センチを超えるフグのヒットはあったが型は見られなかった。その後は浜の右手にある青野川の石積み堤の付け根付近へ。ここは季節的に遅くなっても濁っていない限りキスが釣れる特異なところ。15センチまでの小型が岸寄りのカケ上がりでヒット。良型は望めないと判断し下田方向へ。

 途中の吉佐美大浜で投げてみた。「ここの終わりはよそより若干早い」が筆者の記憶。1時間少々投げてみる。ヒットがなかった。同行者は納得。で、11月末に「2人で60匹以上になった」の写真を見た同行者。「行ってみましょう」となる。小1時間走り仁科大浜へ。

 ◎仁科大浜

 正午すぎ、上げ潮の時間帯を釣る。先着者があるが釣れていない様子?

 中央右の下り口右とさらに右の堤防寄りで釣る。潮の動きが出始め少しずつ食いが上向き始めた。いつもの75メートル付近の食いが悪い。同行者が140メートル付近で釣れたという。だが魚信は波口から120〜130メートルでポツポツの状態。左右に動くも魚は薄い。で、午後2時すぎに納竿。帰路に。小型は放流し8匹が残った。

 ◎沼津・我入道

 「釣れた」の情報を得てから10日以上過ぎた中潮の4日目、箱根を越えて我入道海岸へ。ここの海岸は中央部より河口側の方に実績がある。潮の下げている時間帯の9時半すぎから11時を過ぎたころまでに平均15センチ前後、最大19センチが2連・3連でヒット。2人で45匹に。

 釣り場で偶然再会した地元・駿東郡のキャスター、米山秀一さん(59=会社員)は19センチを含む4連掛けの連続ヒットで30匹以上は釣っていた。

 ◎攻略法

 シロギスは深場へ移動するまで波口へ餌をあさりに来る。このキスを全く釣ることができない状態になっている場所が増えている。早朝(夜明けから)からなぎさを歩き回る釣り人が多くなった。キスは静かな時間帯に波口に集まる。これを食べにヒラメや、マゴチなどのフィッシュイーターがやってくる。集まったキスを追い払ってしまうのだ。

 寒くなっても釣れる所、「あそこを釣ればキスが…」という“最後の切り札”にしていた場所がその一つで、消波ブロックゾーンも…だった。

 釣れない原因をいろいろ推測しているが一番の原因は、水温の下降が止まらないからか?

 対策としては“4〜5メートル以上の水深のある釣り場で釣る”に尽きる。遠投、沖に張り出た堤防、急深海岸、深さのある航路などを狙う。

 ◎湘南、東伊豆は不調

 年末年始に湘南、東伊豆へ。釣りは全くの不調に終わった。

 12月25日、大磯高校西、同役場下。29日、三浦半島の東西と西湘・前羽海岸。30日、茅ケ崎石積み堤を2〜3時間ずつ探釣したが釣果は0。

 31日、国府海岸14センチ1匹。明けて1月4日、平塚の消波ブロックゾーンを3時間、釣り人がいなくなってから12〜14センチが7匹ヒット(全て放流)。場荒れが目立つ。

 6日、宇佐美海岸、同港口の堤防、同港内を釣る。ピンギス4匹(全て放流)。

 網代の小山臨海公園岸壁で投げたが型見ず。その後、熱海港内港口付近でピンギス4匹(全て放流)。

続きを表示

この記事のフォト

バックナンバー

もっと見る