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【橋本マナミ 恍惚のグルメ】全部脱いで気分サバサバ

[ 2016年10月21日 12:00 ]

豪快串刺し浜焼き鯖にうっとり
Photo By スポニチ

 食欲の秋です。旬のものを食べてパワーチャージがしたい季節です。昨年春に新幹線が開通して身近になった北陸ですが、その自然の恵みをいち早く東京のど真ん中で食べられるお店があるんです。福井県の郷土料理の浜焼き鯖(さば)や新鮮な甘海老(えび)を食べて、旬の生きの良さを私もゲットしたいと思います。

 東銀座の歌舞伎座からわずか10秒のビルにある「越前若狭 ?街道」。福井県の食材にこだわった和食のお店です。サラリーマンやOL、歌舞伎観賞後のマダムが舌鼓を打っています。

 看板メニューは「漁師直伝 豪快串刺し浜焼き鯖」(1850円)。30センチを超える鯖を大きな串に刺して1本丸ごと焼き上げます。若狭湾に面した街では鯖が店頭にズラリと並んで名物料理になっています。それがここでも食べられるなんて!さらに日本近海で取れる鯖は、今月から脂が一層乗っておいしいと言われる時期に入りました。大きくて引き締まった鯖の姿にほれぼれする私です。

 「きょうの橋本さんにもほれぼれします。ただ、素っ裸に見えますけど」

 スポニチの記者さん、驚いた様子。野性味あふれる旬のおいしさをそのまま、受け止めようと思ったら、こんなふうになっちゃいました。下はどうなっているのか?それは、ご想像にお任せしちゃいます。えっ、はじめ人間ギャートルズみたい?ごちそうがより一層おいしそうに見えるでしょ(笑い)。

 浜焼き鯖は皮がパリッと香ばしく、中の身は厚くて、ふっくらと焼けていてジューシー。脂があふれるぐらい乗っています。おいしさは鯖自体の新鮮さに加え、焼き加減のおかげ。料理長の吉田誠さんに聞くと、脂で焦げないように細心の注意をしながら、約30分かけて丁寧に焼くそうです。

 世界の真ん中で愛を叫んで感動を呼んだ人がいたけれど、マナミは銀座の真ん中で鯖をかじります。この感動は皆さんに実感してもらえると思います。

 福井県の郷土料理「へしこ」も人気メニュー。鯖に塩を振って塩漬けにして、さらにぬか漬けにした保存食。「造り」と、皮目をあぶった「あぶり」の2種類をハーフ&ハーフ(780円)で楽しめます。造りは塩味の中に滋味豊かな味わい。あぶりは香ばしくて、鯖のうまみが前面に出てきます。日本酒のあてにこれ以上ない塩加減です。

 店長の吉岡裕文さんが「世界で一番お刺し身に合うお酒です」と勧めてくれたのは、福井・若狭の銘酒「早瀬浦純米」(1杯600円、1合850円)。すっきりした辛口で、ふくよかなうまみが魚のおいしさを引き立てます。

 「甘海老の大量盛」は新鮮な甘海老がおけいっぱいに乗っていて、そのビジュアルにビックリします。海老の大きさによって20匹前後のメガ盛り。これで980円はお得です。とろけるような甘さが口いっぱいに広がって幸せな気持ちになります。

 銀座で見つけた大きな秋の収穫。私もいつもより脂が乗った、プリップリの旬の女にちょっとはなれたかな?

 ≪シメは棒寿司≫シメには「焼き鯖棒寿司」(980円)がお薦め。がりとゆかりを混ぜた酢飯が香ばしく焼いた鯖を引き立てています。女性客には「フルーツトマトの串揚げ」(750円)も人気。お餅大好きのマナミには「福井名物羽二重餅」(350円)がデザートにあるのがうれしいです。

 ◇越前若狭 鯖街道 11月10日からは「越前かに」がメニューに登場。東京都中央区銀座4の13の11、M&Sビル2階=(電)03(6264)7438。午前11時30分~午後2時30分(ラストオーダー午後2時)、午後5時~午後11時。日曜・祝日定休。

 ◆橋本 マナミ(はしもと・まなみ)1984年(昭59)8月8日、山形県生まれの32歳。フジテレビ「バイキング」金曜レギュラー。来年1月公開の映画「破門」で愛人役を演じる。1メートル68、B86、W60、H88。

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