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【祥子 酒と湯宿と男と女】“いつも何度でも”いきたい

[ 2016年9月28日 05:30 ]

やわらかなお湯は祥子のやわ肌にピッタリ合うの
Photo By スポニチ

 お色気たっぷりの“謎の美女”祥子(31)が、日本全国の温泉と地酒に酔いしれながら男も女も元気になる名湯を紹介する「酒と湯宿と男と女」。今回出掛けたのは群馬県は中之条町の四万(しま)温泉。「草津温泉の上がり湯」といわれるやわらかなお湯は祥子のやわ肌にピッタリ。温泉街にはスマートボールなど懐かしい店もあって、温泉気分にどっぷり浸ってきました。

 JR吾妻線中之条駅から国道353号をバスで約40分。四万温泉近くに差し掛かると、「メロディーラインはじまり、“いつも何度でも”」と書かれた看板が見えてきました。法定速度で走ると音楽が聞こえるというものですが、「いつも…」はあの宮崎駿監督のアニメ「千と千尋の神隠し」の主題歌ではありませんか。思わず耳をそばだててしまいました。

 それというのも、四万には同作品に登場した湯屋「油屋」のモデルといわれる旅館「積善館」があるからだそうですが、おじゃましたのはその手前、四万川沿いにたたずむ「四万やまぐち館」。名物「お題目大露天風呂」は名前の通り、大岩に「南無妙法蓮華経」の文字が刻まれた、とても大きな露天風呂でした。

 聞けば、その昔同川が氾濫、被害が出たことから供養になるものを、と京都・本能寺の住職に揮毫(きごう)してもらった文字なんだとか。それを見ながら湯船に身を沈めると、無色透明のお湯はさらりとしてやわらかく、心が落ち着きます。浴槽には微妙に境目が設けてあり、温度を40~43度に設定。自分好みの温度に入ることができる心配りにうれしくなりました。

 泉質はナトリウム・カルシウム塩化物硫酸塩泉。四万(よんまん)の病を癒やすということから四万温泉と名付けられたといわれ、胃腸病やリウマチなどに効能があるとともに美肌効果も。お酒の好きな祥子にとって胃腸や肌にいいというのはありがたく、お風呂上がりは館内の飲泉所に急ぎました。

 ロビーに戻ると、売店で近隣の川場村の地酒「水芭蕉」(永井酒造)を発見。飲泉したのをいいことに早速購入していただきましたが、すっきりとした口あたりで香り良く、ピュアな味わい。つい杯を重ねてしまいました。

 いい気分になった後は「積善館」周辺の温泉街へ。そぞろ歩きの道路沿いには昭和の面影を残す食堂やスマートボールのお店などが並びレトロな雰囲気。俳優・児玉清さんは生前、そんな四万が大好きでよくいらしていたそうですが、祥子も“いつも何度でも”四万温泉に来ようかな。

 ◆祥子(しょうこ) 1985年(昭60)4月13日生まれ、熊本県出身。タレントで温泉ソムリエの資格を持つ。週刊ポストのグラビア連載「謎の美女」で人気に。MXテレビ「バラいろダンディ」(水曜レギュラー)に出演中。最新DVD「とある綺麗なOLさんの妄想」(リバプール)、最新写真集「椿」(講談社)とも絶賛発売中。身長1メートル64、B85・W58・H86。血液型A。

 ◇四万温泉◇

▽アクセス 車は関越道渋川伊香保ICから国道353号利用

▽宿泊施設 ホテル・旅館は計36軒。源泉は42カ所。うち39カ所が自然湧出。四万やまぐち館は1泊2食付き1万5000円から。日帰り温泉(1000円、タオル別)も

▽問い合わせ 四万温泉観光協会=(電)0279(64)2321、四万やまぐち館=(電)同2011

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