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【橋本マナミ 恍惚のグルメ】令和に味わう昭和レトロ108メニュー、煩悩消える癒やし空間

[ 2019年6月5日 12:00 ]

三角形カットの手作りプリンを食べる橋本マナミ(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 癒やしが欲しくなった時、私が足を運ぶのはレトロな喫茶店。東京・赤羽にある「昔ながらの喫茶店 友路有(トゥモロー)」は昭和の面影を残し、客足が途絶えない人気店です。雰囲気だけじゃなくて豊富なメニューが大きなポイント。なんとその数108つ。通っているうちに煩悩など消えてしまいそうです。

 赤羽駅東口からすぐの雑居ビル2階。「友路有」のドアを開けると広がっているのは駅前の喧騒(けんそう)から離れた異空間。ランプ形の照明、鉄の欄干、古本が並ぶ本棚。令和の時代に昭和を感じるレトロ感が漂っています。

 お店にやって来るのは幅広い年齢層のお客さん。近所のおじいさん、おばあさん、仕事の途中に立ち寄ったサラリーマン、OL、学生とおぼしき若い人たち。コーヒーを飲んだり、食事を取ったり、本を読んだり、パソコンを開いて仕事をしたり。目に留まるのはお客さんのリラックスして穏やかな表情といろんな種類の食事です。

 店長の芦沢心哉さんにドリンクとフードのメニューを教えてもらうと、モーニングとランチメニューを除いて、ドリンクとフードが108。偶然ですが、煩悩と同じ数は店の人気を象徴しているように思えてなりません。

 落ち着く雰囲気に合った癒やし飯としてオススメは「鮭(さけ)じゃこピラフ」(980円)。具の鮭は店で焼き、皮と骨を丁寧に取り除いてほぐしたもの。サラダ油でしっとりと炒めたご飯に鮭、じゃこの具材がうま味を出して優しいおいしさ。昔懐かしい雰囲気で食べると味わいが一層感じられます。

 「喫茶店のナポリタン」(930円)もホッとする一皿。自家製ピザソースを使っているのが特徴で、タバスコとパプリカが入ったソースのピリ辛がしんなりするまでよく炒めたタマネギの甘さを引き立てます。「チキンライス」(930円)もこの自家製ソースがいいアクセント。

 豊富なメニューは「お客さんに楽しんでもらって足を運んでほしい」と用意したそうです。この店ならではの個性もあり選ぶのが本当に楽しみになります。

 喫茶店らしいメニューのプリン(380円)は珍しい三角形。直径24センチのケーキ用の型で手作りしているのでホールケーキの形で完成。1つずつ切って提供しているから三角形になるんですね。生クリーム、牛乳、卵の味わいが濃厚でクセになりそう。「チキンピラフ」(930円)も紹介したい一品。「チキンライス」の陰に隠れて“ご指名”が少なくてメニューから外れてしまった裏メニュー。だけれど「こっちが好き」という熱烈ファンもいて、注文があれば作ってくれる109個目のメニュー。塩こしょうの味わいがさっぱりしていてこちらもおいしいです。

 本棚の本は貸し出しノートがあって2週間貸してくれるそうです。おいしさと優しさ、落ち着く雰囲気を満喫できる店。足を運ぶごとに心穏やかな自分になれそうな気がします。

 ≪大人気のモーニング、午前中で100人来店も≫午前5時30分からのモーニングメニューを求めて午前中に100人来店するとか。おにぎりセット(540円)は鮭、おかか、昆布、梅、ツナからおにぎりの具材を2つ選べてうれしいです。デラックスハムサンド(630円)も人気。焼き魚定食(540円~)目当ての常連さんも多いです。ドリンクは「友路有ブレンド」(470円)などのコーヒーの他、喫茶店らしい「ソーダフロート」(620円)、アイスコーヒーに生クリームとバニラアイスを乗せてキャラメルシロップをかける「友路有フロート」(650円)もあります。通常メニューの「カレーライス」(970円)はオリジナルビーフカレーでこしょうの効いた大人の味です。

 ◇友路有 赤羽本店 東京都北区赤羽1の1の5の2階。JR赤羽駅東口徒歩1分。(電)03(3903)5577。営業時間は午前5時30分~午後11時。(モーニングは午前5時30分~11時30分、ランチは午前11時30分~午後3時。ランチは土日、祝日はなし)。年中無休。ほかに赤羽2号店、浅草店、日暮里店があります。

 ◆橋本 マナミ(はしもと・まなみ)1984年(昭59)8月8日生まれ、山形県出身の34歳。熱海五郎一座公演「翔べないスペースマンと危険なシナリオ」(東京・新橋演舞場、26日まで)に出演中。1メートル68、B86・W60・H88。

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