超刊スポニチ

【生島ヒロシ オヤジの処方箋】“タマもみ”で目指せ 衰えぬ“性”命力

[ 2018年8月15日 12:00 ]

生島ヒロシ
Photo By スポニチ

 芸能界一、健康に詳しいアナウンサー生島ヒロシ(67)が、シニアに向けて元気に生きる方法を指南する連載「誰も教えてくれなかった“老いるショック”脱出術 オヤジの処方箋」。前回の「前立腺肥大症」に続く“下の話”第2弾は「ED(勃起不全)」です。60代の30〜40%、70代では60%がEDというデータもありますが、諦めるのはまだ早い。“生涯現役”目指しましょう!

 皆さん、こんにちは。生島ヒロシです。立秋が過ぎて暦の上ではもう秋。でも残暑が厳しいですね〜。“ムスコ”もぐったり、なんて人も多いんじゃないですか?勃(た)たないのを暑さのせいにしてはダメですよ。EDかもしれないんですから。

 日本人男性の約1800万人がEDとも言われています。年齢とともに割合は上昇。データによれば、50代を超えたらほぼ2人に1人だそうです。私もありました。若いころですけど。憧れの女性と結ばれるチャンスがあったのに勃たなくて…。あれは精神的なものだったんでしょうね。緊張してましたから。中年になってからは“中折れ”も。男としての自信をなくすものですね。製薬会社ファイザーの調査では、50代の62%、60代以上の57・3%が1カ月に1回以上セックスをしています。年を取ってもしたい。EDなんかになっていられないんですよ。

 【原因】EDは加齢によるペニスの動脈硬化と言われています。勃起は、脳からの性的刺激で陰茎海綿体の動脈が広がり、血液が流れ込むことで起きます。ペニスの動脈は心臓などの動脈と比べると、直径が約半分の1〜2ミリ。動脈硬化は細い血管から発症していく傾向があります。動脈硬化を引き起こす糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病が深く関係しているということです。不安、緊張など心理的ストレスでも発症。これは若い世代に多いようです。

 【検査】まずは「国際勃起機能スコア IIEF5」を使っての問診です。続いて血液、尿を検査しEDの背景に生活習慣病がないかを検査。ペニスの血液の流れを超音波で画像撮影することもあります。原因が身体的か精神的か判断するため夜間睡眠中に勃起するか専用の器具を使って調べることもあります。

 【治療】なんといってもバイアグラに代表されるED治療薬の服用。「バイアグラ」「レビトラ」「シアリス」の3種類があり、それぞれ特徴があります。ペニスから血液が流れ去るのを防ぐため根元にリングをはめる方法、勃起補助器具を海綿体内に移植する手術もあります。手術は最後の手段です。

 【予防法】生活習慣病が原因ですからね。まずは運動です。健康診断での尿酸値、コレステロール値を下げる努力をしてください。ウエストの目標はメタボの指針となる85センチですよ。前回も登場していただいた泌尿器科の専門家、神田医新クリニック(東京都千代田区)の横山博美理事長はスクワットを勧めてます。「下半身の筋肉強化で男性ホルモンが活性化する」とのことです。エレベーターを使わず階段で上り下り。ちょっとしたことからでいいんです。

 食べ物も重要。血液をサラサラにする食材はもちろんですが、なんといってもムスコのことですから精力のつくもの。牡蠣(カキ)、アーモンド、牛の赤身などで精子を作る亜鉛を摂取。納豆、イワシ、ホタテなどで精液に多く含まれるセレンを取りましょう。あと定番ですがネバネバ食品。オクラ、山芋がいいですね。

 私の予防法をお話しします。「タマもみ」です。横山先生からヒントを頂いて、ここ10年ぐらい続けてます。風呂の湯船の中で、右手で右の睾丸(こうがん)、左手で左の睾丸を年の数だけ揉(も)む。「これで元気になるぞ!1、2、3、4…」と。あくまでも優しく。横山先生によると「血流が良くなって睾丸が大きくなり、男性ホルモンの分泌が良くなる」そうです。

 あと「金冷術」。冷たい水を局部にかけてから温かい湯船に漬かる。これは歴史が長いです。子供のころ銭湯で仲良くなったおじさんがいまして、「おいヒロ坊、冷たい水をかけると大人になっていいことあるぞ。女の人に喜ばれるぞ」と言われて。当時は何のことか分かりませんでしたが。実はこれ、横山先生もオススメ。睾丸が外に出ているのは冷やした方がいい臓器だからで「睾丸が体温に近いと男性ホルモンを分泌する機能が落ちる」ということです。陰嚢(のう)にひだがあるのは、バイクや車のラジエーターと同じで冷やしているんだそうです。なるほど。

 「精液は80歳でも作られる。射精はした方がいい。使わないとどんどん萎えていきます」と横山先生は話します。セックスを特別視せず、マスターベーションもして健康管理。今は薬にだって頼れる時代。クヨクヨしない。生涯現役で楽しみましょう。

 《短距離のバイアグラ、中距離のレビトラ、長距離のシアリス》ED治療薬は現在、日本では主に表の3種類が流通している。「バイアグラ」はED治療の“代名詞”のようになった。効果の持続時間から、横山先生はバイアグラを「短距離走」、レビトラを「中距離走」、シアリスを「フルマラソン」と陸上競技に例えて説明する。服用したことで即勃起というわけではなく、服用後、性的刺激を受けることで、効果が出る。いずれも医師の処方が必要。インターネット上には同名、同型で偽物が出回っており、メーカーが注意を呼び掛けている。

 ◆生島 ヒロシ(いくしま・ひろし)1950年(昭25)12月24日生まれ、宮城県出身の67歳。米カリフォルニア州立大ロングビーチ校ジャーナリズム科卒業後、76年にTBS入社。89年に退社し、生島企画室を設立。TBSラジオ「生島ヒロシのおはよう定食・一直線」(月〜金曜前5・00)は、98年から続く長寿番組。名物コーナー「教えてドクター!病気が逃げてく健康習慣」に登場する名医たちとの親交から、芸能界きっての健康通。

続きを表示

バックナンバー

もっと見る