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韓国に豪華カジノ誕生!諸星由美が突撃「女賭けます」

[ 2017年5月10日 12:00 ]

バカラで勝負!「パラダイスシティ」のカジノで真剣な表情を見せる諸星
Photo By スポニチ

 スポニチ特別編集委員のターフライター・諸星由美(51)が先月20日、韓国・仁川(インチョン)にオープンした韓国初の統合型リゾート(IR)施設「パラダイスシティ」を訪れた。ホテル滞在時間は30時間余り。オープニングセレモニーに出席していた以外は、ほとんど不眠でのカジノ挑戦。「女賭けます」と意気込んで挑んだ勝負の結果やいかに?

 大変お世話になっている「セガサミーホールディングス」の里見治会長のお招きで「パラダイスシティ」に4月19日から2泊お邪魔しました。

 到着したのはオープン前日の19日午後11時。バーラウンジでカシスソーダを一杯頂き、7階の部屋に入りました。セレモニー出席準備のため8時起床だからと、すぐにベッドの中へ。しかし、約10年ぶりの韓国でのカジノ。興奮して目がさえて、眠れません。午前0時すぎ、ジーパンに着替えてカジノに下りました。例えようもない広さです。天井が高いので、圧迫感が全くありません。スタッフに注意された通り、赤いじゅうたんの敷かれた通路だけ歩きました。主要な通路には赤いじゅうたんが敷かれていました。それを無視して迷子になり、自分の部屋に戻るのに、2時間かかった参加者もいたほどです。

 カジノは「バカラ」と決めています。「バンカー」と「プレーヤー」のどちらかに賭けて、引いたトランプの数の大小で勝負が決まります。いわば丁半ばくちで、勝負が早いのです。チップの交換は日本円も韓国ウォン、どちらも使えます。チップは1万ウォン(約1000円)から、10万ウォン、30万ウォン、50万ウォン、100万ウォンと5種類あり、私は最も安い1万ウォンのチップで遊べる台です。チップに換えて場の雰囲気を見ました。長面(ながづら)といって、バンカーならバンカーが連続して勝つ局面に参加して、流れに乗って勝ちを拾う勝負の仕方を好みます。理論上は2分の1の確率ですが、必ずしも交互にならないのがギャンブル。どちらかが続く限り、ずっとチップを張り続ける作戦です。しかし、見事に「長面」になりません。偵察に来たつもりが、午前4時半には10万円分のチップはきれいに消えていました。

 翌20日は昼間のオープニングセレモニー、夜のディナー、午後9時から11時半までカクテルパーティーがあり、カジノに入ったのは、午前0時前。パーティードレス姿のまま、前夜のリベンジを図りました。最初はついていました。16回連続で「バンカー」が出て勝ちまくり、一時は40万円ぐらいになりました。しかし「月夜の晩」は続きません。「長面」が終わると、交互に来る状態が続くはずでした。しかし、今度は「プレーヤー」が12回連続。逆目に張り続けた私の蓄えはあっという間に溶け去っていました。午前9時前の飛行機で帰国するため、泣く泣くカジノを後にしたのは6時。小遣い稼ぎに来たつもりが、結局は6万円ほどの損失で終わりました。

 当時はまだ工事中だった、女性にありがたい豪華なスパも、もう完成しているはずです。その自慢のスパにも入りたいし、預けてきたお金の回収のため、再び「パラダイスシティ」に勝負に行かなければなりません。(諸星 由美)

 《韓流スターがズラリ》オープニングパーティーには日韓の著名人約460人が出席した。日本からは司会者の徳光和夫氏、野球評論家の佐々木主浩氏、歌手の山田太郎(西川賢氏)、馬主の青山洋一氏、大城正一氏ら。韓国からは元野球選手のパク・チャンホ氏、俳優のクォン・サンウ、イ・ジョンジェ、イ・ビョンホン、アン・ソンギらそうそうたる顔触れで、韓流ファンの諸星はテンションが上がりっ放しだったそう。

 ◇パラダイスシティ 「セガサミーホールディングス」と韓国の「パラダイス」の合弁企業「パラダイスセガサミー」が運営。仁川国際空港から車で3分の場所に位置し、東京ドーム7個分にあたる約33万平方メートルの敷地面積。

 今回開業した施設は711室の5つ星ホテル、約1000人の着席宴会を開催できるコンベンションホール、韓国最大規模(1万5529平方メートル)の外国人専用カジノ。ホテルには和食、中華、イタリアン、ビュッフェのレストランがあり、有名シェフが腕を振るう。ステージを見ながら食事や酒を楽しめるエンターテインメントバー、スパ、インドア・アウトドアプール、アートギャラリーの豪華施設がそろう。

 カジノにはバカラ、ポーカー、ブラックジャックのゲームテーブルが154台、スロットマシンが281台、エレクトロニックテーブルゲームが4台(62席)と充実。カードゲームのチップは1万ウォン(約1000円)からだが、ルーレットは2500ウォンから遊べる。

 ▼バカラ アジアのカジノで最も人気があるゲーム。「プレーヤー」と「バンカー」のどちらかを予想し、2枚か3枚のカードの合計が9(下1桁が有効で、絵札は全て0として扱う)に近い方が勝ちとなる。

 ◆諸星 由美(もろほし・ゆみ)1965年(昭40)10月19日、神奈川県生まれ。1993年にスポーツニッポン新聞社の初の女性競馬ライターになる。デビュー年秋の菊花賞でステージチャンプ軸に的中。翌週のエリザベス女王杯でホクトベガに本命を打ち256・5倍を的中させ、強烈なインパクトを与えた。現在、スポーツニッポン新聞社特別編集委員。

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