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【祥子 酒と湯宿と男と女】伊香保温泉1900年も続くぬくもり まるでハグされているよう

[ 2017年1月25日 12:00 ]

「遊山の里とどとき」の展望露天風呂で雪を手のひらに乗せる祥子
Photo By スポニチ

 お色気たっぷりの“謎の美女”祥子(31)が全国の温泉と地酒に酔いしれながら男も女も元気になる名湯を紹介する「酒と湯宿と男と女」。新年第1回は群馬県の伊香保温泉(渋川市)。発見は1900年前ともいわれる名湯で、風呂上がりの一杯はまた格別。名物・水沢うどんをいただき、365段の石段も上って、祥子は今年も元気いっぱいです。

 「う〜さぶっ」。JR上越線渋川駅から20分。バスを降りると思わずコートの襟を立てました。それもそのはず、伊香保温泉は榛名山(標高1449メートル)の中腹(同約700メートル)に位置。古くからの茶褐色の黄金(こがね)の湯と、96年(平8)に湧出が確認された無色透明の白銀(しろがね)の湯の2種類が楽しめる温泉なんです。

 お邪魔したのは「遊山の里とどろき」8階の展望露天風呂。黄金の湯(硫酸塩泉)ではなく白銀の湯(メタケイ酸単純泉)でしたが、加温した熱めのお湯が冷えた体の先まで温めてくれ、男性にハグされているよう。6前後と酸性が高いため、疲労回復はもちろん美肌効果もバッチリです。しかも前方に子持山(同1296メートル)、右手に赤城山(同1828メートル)などの雪を抱いた山々が望め、時間がたつのも忘れるほどでした。

 お風呂上がりはおなかがすくもので、水沢うどんを食べようと専門店の「大澤屋」へ。秋田・稲庭、香川・讃岐と並ぶ3大うどんの一つといわれ、定番の「ざるうどん」(税込み756円)を頼みましたが、しっかりとした弾力があって喉越しも最高。伊香保に隣接する吉岡町の名瀑(めいばく)と同名で榛名の伏流水を使った地酒「船尾瀧」(柴崎酒造)の、すっきりとして切れのいい飲み口がよくマッチしました。

 食後はデザートが欲しくなるのが女心。伊香保グリーン牧場で「いちご狩り」(20分食べ放題=5月中旬まで)を楽しんだり、伊香保が発祥の地という茶色の温泉まんじゅうを頬張っていたらおなかはパンパンに。ならばカロリー消費を、と両脇に旅館や土産店などが並ぶ石段上りに挑戦です。皆さん、365段と聞いて驚くようですが、祥子の古里・熊本には3333段の日本一の石段(美里町の釈迦院御坂遊歩道)があるのでへっちゃら。途中、黄金の湯の源泉が流れる様子を見られる小溝口をのぞきながら上にある伊香保神社にゴール。石段を上り切ると金運がアップするそうで、今年は宝くじを買ってみようかな。

◇伊香保温泉◇

 ▽アクセス 車は関越道渋川伊香保ICから約20分

 ▽宿泊 ホテル・旅館約50軒。「とどろき」は1泊2食付き1万円から

 ▽日帰り温泉 黄金の湯の伊香保露天風呂があり、入浴料450円

 ▽問い合わせ 渋川伊香保温泉観光協会=(電)0279(72)3151

 ◆祥子(しょうこ)1985年(昭60)4月13日生まれ、熊本県出身の31歳。タレントで温泉ソムリエの資格を持つ。週刊ポストのグラビア連載「謎の美女」で人気に。MXテレビ「バラいろダンディ」(水曜レギュラー)に出演中。最新DVD「とある綺麗なOLさんの妄想」(リバプール)、最新写真集「椿」(講談社)とも絶賛販売中。1メートル64、B85・W58・H86。血液型A。

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