スポニチキャンパス

【龍谷大 女子バレーボール部】連覇へ心強いハード面の整備 新体育館では5年ぶりのホームゲームも開催

[ 2024年4月9日 07:00 ]

関西大学春季リーグ戦連覇を目指す龍谷大女子バレーボール部(撮影・平嶋 理子)
Photo By スポニチ

 龍谷大(京都市)女子バレーボール部が13日に開幕する24年度関西大学春季リーグ戦で連覇に挑む。昨年の秋季リーグ戦では11戦全勝で18年秋以来の優勝を果たした。昨年2月から13カ月間にわたる耐震改修工事を終えた体育館での練習も再開され、20、21日には5年ぶりに深草キャンパスでホームゲームが開催される。

 先月下旬、改修工事が終わった体育館に活気あふれる声が戻ってきていた。「昨年はいろいろな場所で練習しなければならず大変でしたが、やりやすくなりました」。真鍋七菜穂主将(4年=京都橘)は、大学近くの体育館を借りたり時には大津市の瀬田キャンパスまで出向いた苦労を振り返りながらホームで練習できる喜びをかみしめた。

 昨年は、春季リーグ戦3位から秋季リーグ戦は全勝優勝と躍進。その原動力の一人だったのが真鍋主将だった。下級生の時のポジションはオポジットだったが、より持ち味を生かすために江藤直美監督が3年生になってからミドルブロッカーにコンバートした。このポジション変更が見事にはまった。通常、サイドのポジションにいる選手が得点源となるチームスタイルが一般的だが、龍谷大は古田凪沙(卒業)、真鍋のミドルブロッカーコンビが活躍。アタック決定率で古田が47・9%、真鍋は45・9%とリーグ内で1、2位となった。「真ん中が得点源のチームになりました」(江藤監督)と、選手の特長を生かした変貌に成功したのだった。

 新チームとなった今季は、真鍋とともに最高到達点3メートルの野末朋那(4年=浜松市立)が得点源になることが期待されている。野末は「高さには自信があります。さらに今年はバックアタックの本数も増やしていきたいと思っています」と、プレーの幅を広げることを誓っている。江藤監督も「絶対に決めてやるという気持ちを前面に出したプレーを期待しています」と、まだまだ伸びしろのある野末の成長を見守っている。

 春季リーグ戦第3、4日(20、21日)は深草キャンパスの体育館で試合が行われる。江藤監督は「コロナ禍があったので5年ぶりのホームゲームになります。今の学生たちはホーム体育館での試合経験がないので、ホーム開催の有利さがあるのかどうかは分かりませんが…」と笑っていたが、選手たちにとっては気合の入る舞台に胸を躍らせている。

続きを表示

この記事のフォト

バックナンバー

もっと見る