石破首相に集中砲火 国民・玉木代表は憤り「自民だけ30メートル前から走ったら追いつかない」
与野党7党首が12日、日本記者クラブ主催の討論会に臨んだ。党首が党首を1人指名しての討論と、クラブ代表者による質疑の2部構成。選挙戦での政策活動費の使用、非公認の裏金議員の当選後の公認などについて石破茂首相(自民党総裁)に質問が集中した。
国民民主党の玉木雄一郎代表は「公約に政策活動費は廃止を念頭に見直す、とある。選挙で使うのは矛盾ではないか」と指摘。首相は「政策活動費は現行法制では合法。抑制的に使う」と応じた。玉木氏は「平等な条件で選挙をしないと民意が反映されない。100メートル走で自民だけ30メートル前から走ったら追いつかない」と憤った。
クラブ代表は政策活動費の使用に「後ろめたさは感じないのか」と詰問。首相は「合法だから何に使ってもいいとは言っていない。票を金で買うようなことに使うのは言語道断。絶対にやらせない」とムッとした表情で答えた。
裏金議員の追加公認については「いろいろなハンデの中で戦って信任を得るのは大変なこと。重要な判断要素だ」とまくし立てた。
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