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工場地下水から基準超え化合物「PFAS」検出 ダイキン工業

[ 2024年8月4日 04:41 ]

 大手空調メーカー「ダイキン工業」の工場が立地する大阪府摂津市の地下水から有機フッ素化合物「PFAS」が検出され、京都大と市民団体が住民やダイキンの元従業員ら1190人の血液検査をしたところ、約3割で、健康へのリスク増加が懸念される米国指針値を上回る濃度を検出したことが3日、関係者への取材で分かった。

 元従業員で30倍の値だった人もおり、同様の検査としては国内最多人数という。

 国は血中濃度と健康影響の関係は明らかでないとし、国内の指針値はない。だが今回の結果は、国が実施した2022年度の全国調査の値も上回る傾向にあり、団体らは早急な基準の策定を求めたいとしている。

 ダイキンは「詳細を把握していないことからコメントは差し控えたい」としている。

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