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米国防長官 米同時テロ被告との司法取引を破棄 遺族らの反発受け

[ 2024年8月4日 04:37 ]

 オースティン米国防長官は2日、2001年の米中枢同時テロの主犯格とされるハリド・シェイク・モハメド被告ら3人との司法取引を破棄したと発表した。

 ニューヨーク・タイムズ紙によると、国防総省は3人が罪を認める代わりに死刑を免除し、終身刑とする司法取引に合意していたが、約3000人が犠牲になったテロでの死刑免除に遺族らが反発しており、方針転換したとみられる。

 テロから20年以上が経過した現在でも中央情報局(CIA)による水責めなど拷問後の自白の証拠能力が争われていた。

 司法取引での決着が否定され、公判前手続き中の裁判は再び、先行きが不透明となった。

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