【大昆虫展(中)】応援大使・カブトムシゆかり 昆虫との触れ合いは子供に新たな視点を与えてくれる
標本や展示で昆虫を見るだけではなく、実際に手で触って楽しめる大昆虫展。会場の中央には今年も、巨大な虫かごのような「ふれあいの森」が登場。放たれたカブトムシを自由に触ることができる名物コーナーだ。応援大使を務めるカブトムシゆかり(35)は「標本だけじゃなくて毎年の私の“推し”です」とアピールした。
最近は仕事を控えてまで、もうすぐ3歳になる息子と虫捕りに熱中。近所の森林公園でモンシロチョウやカマキリなどを中心に採集しており「息子が捕まえる蝶は羽の欠損もなく、ふわっと上手に捕まえています」と、英才教育の成果をうれしそうに語った。
しかし近年は農地化や都市化が進み、世界の昆虫種の約40%が減少傾向にあるという研究結果も。普段から虫と触れ合うゆかりも「特に東京は大きな森があったとしても島状になってしまって、数を増やすには至っていない。虫に触れたことがないという子供も多い」と表情を曇らせる。
そんな中、大昆虫展は都心の東京スカイツリーで昆虫と触れ合える貴重な機会だ。「昆虫を好きになって育てようとしたときに、その昆虫がどんな環境で育ったのかなど、環境問題を考えるきっかけになると思う。なぜ個体数を減らしてしまっているのかというところまでたどり着けば、学習にも自由研究のテーマにもなると思う。自分の子にもそういう関わりをしてほしい」。昆虫との触れ合いは子供に新たな視点を与えてくれるはずだと期待した。
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