自民・茂木幹事長「意外と敏充」広島でアピール　9月の総裁選出馬をにらみ!?

　「ポスト岸田」候補の一人と目される自民党の茂木敏充幹事長が6日、岸田文雄首相の地元・広島県を訪れ、同党議員が主催した学生や女性との対話集会に次々と参加し、親しみやすさをアピールした。

　派閥裏金事件で内閣支持率の低迷が続く中、9月の総裁選出馬に向けた揺さぶりとの見方も出ている。

　東広島市で学生を前に「最近、若手議員から“意外と敏充”と言われる。意外とどんな話題でもついていける」と話し、笑顔。女性との集会は鉄板焼き店を借り切って開き、ここでも「意外と敏充」に言及。エプロン姿で「普段も料理はします。何でも聞いてください」と、関西風のお好み焼きを振る舞った。

　首相を支える立場のため、首相の去就を踏まえ対応を判断するとみられる。県連幹部は「政権が弱った時に、本陣へ重臣が攻め入るようなものだ」と不快感を隠さなかった。