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森喜朗氏に自民“戦々恐々” 参考人招致?証人喚問?「洗いざらい話されたら政権吹っ飛ぶ」

[ 2024年3月2日 04:40 ]

森喜朗氏
Photo By スポニチ

 自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた衆院政治倫理審査会が1日に開かれ、安倍派(清和政策研究会)で実務を取り仕切る事務総長を務めた4人の幹部(塩谷立元文部科学相、西村康稔前経済産業相、松野博一前官房長官、高木毅前国対委員長)が出席した。実力者「5人組」の西村氏らは「会計には関わっていない」などと事件への関与を否定。岸田文雄首相が現職首相として初めて弁明に立った前日に続く開催となったが、与野党から「不十分」「新味なし」とこき下ろす声が上がった。

 永年在職25年を記念した安倍晋三元首相の肖像画が飾られた衆院第5委員会室。西村氏は、議員側への還流について「歴代会長と(会計責任者である)事務局長との間で長年、慣行的に扱ってきた」と説明。派閥の政治資金収支報告書や帳簿も「見たことがない」と、会長案件だったと強調した。「いつから行われたのか承知していない」とも述べた。

 裏金事件で使途とともに真相解明が求められているのが還流が始まった経緯。森喜朗元首相が会長時代に始まったとされている。森氏は1998年12月~00年4月と、01年5月~06年10月の2回にわたり会長を務めていた。党による議員聞き取り調査では「遅くとも十数年前から」「場合によっては20年以上前から」とされている。

 共産党の塩川鉄也氏は「事務総長が関わっていないとは信じ難い」と糾弾。「それを前提にするなら」として、森氏に事実関係を確認するよう迫った。西村氏は「森氏が関与していたという話は聞いたことがない」とした上で「もし疑念があるならば、幹部が確認しても口裏を合わせたのではと言われかねないので、第三者が確認するのがいいのでは」と言及。塩川氏は「国会でぜひ説明をいただきたい」と求めた。

 森氏は党調査の対象外。岸田文雄首相は衆院予算委員会で追加調査は必要ないとの認識を示してきた。そうした中で飛び出した「第三者発言」。森氏の参考人招致や証人喚問が改めてクローズアップされかねない状況だ。

 しかし、森氏は自民党政治の表も裏も知り尽くした人物。その影響力は現在でも強く、安倍氏銃撃事件以降は、特に安倍派運営への関与を強め、会食を重ねる首相に対しても人事の要望を伝えるなど、キングメーカー気取りとも評される。自民党関係者は「党が自浄作用を演出しようと国会に呼んでも、へそを曲げられて、洗いざらい話されたら政権は吹っ飛ぶ」と頭を抱えた。

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