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山本太郎氏 ギリギリの戦いに「メロリンQ」解禁 れいわ党勢拡大狙うも…自身は東京5、6番手

[ 2022年7月6日 05:31 ]

夏の陣!参院選2022 10日投開票

5日、東京・練馬駅前で街頭演説した山本太郎氏
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 れいわ新選組の山本太郎代表(47)は、東京選挙区(改選数6)での議席獲得と、自身の人気による比例票での議席増を狙う。2019年の結党から2回の国政選挙で5議席を獲得した勢いで今回も党勢拡大を目指すが、自身は当選圏ギリギリの戦い。芸能界から政界に転身後は封印し続けた一発芸「メロリンQ」まで解禁し、支援を訴えている。

 5日は練馬駅前や板橋区の大山駅前で遊説した山本氏。演説は「消費税廃止が一丁目一番地」とテーマを絞って約30分で終えると、ほぼ同じ時間を聴衆からの質問タイムに費やした。「道行くあなたの声が聞きたい」と、質問に答え続けた。主要報道機関の情勢調査では改選数6の5、6番手。「ギリギリのところ。勝たせてください」と声に力を込めた。

 「れいわ甲子園」と銘打った3日の錦糸町駅前での演説では、水泳キャップにバスローブ姿で自身の代名詞の芸「メロリンQ」を繰り出した。16歳の頃、バラエティー番組「天才・たけしの元気が出るテレビ」の「ダンス甲子園」で自らの名を世に広めた一発芸だ。「メロリンQは営業なので、お金をもらわないとやらない」と言い続けてきたが、支持拡大のため封印を解いた。

 19年春に結党したれいわ新選組は、その夏の参院選で重度障がい者の木村英子、舩後靖彦の両氏が当選。21年の衆院選で3議席を加え、結党から2年で国会議員5人を擁する国政政党に成長した。

 躍進の原動力は、山本氏の強烈な個性と求心力だが、「代表のカリスマ性頼み」との指摘もある。山本氏は今回、昨年の衆院選で得た議員バッジを半年で外し出馬。辞職会見で小政党のデメリットを語り党勢拡大が狙いだと強調したが、「人気の乱用」「議席を託した民意の重みを軽視している」などの批判も上がった。

 永田町関係者は「注目される東京での出馬は、山本人気を生かして比例で複数議席を得るのが狙い。本人もそうして議席を増やすしかない党の現状に限界を感じているのだろう」と冷ややか。だが、演説に集まる人の多くは「山本氏が推したい人が議席を得るなら悪い事ではない」と好意的に受け止めている。

 ただ、鞍替え出馬はもろ刃の剣。山本氏が落選すれば、党の失速に直結する。19年参院選では当選した木村、船後の両氏を優先的に当選する「特定枠」に入れて“比例3位”扱いとした自身は落選。その後は発信力の低下を指摘された。

 「落選を考えて戦ってはいない」という山本氏だが、気は抜けない。3日の錦糸町駅前では「ここから先は総理になってから」とバスローブを脱がず、海パン一丁にはならなかった。それでも観衆からは拍手が湧いた。“メロリンQ解禁”が票の上積みにつながるか、注目される。

 《共産、維新と争う》主な報道機関の最新の情勢調査によると、自民の朝日氏が1番手。立民の蓮舫氏、公明の竹谷氏、自民の生稲氏が2番手グループとなっている。山本氏は、共産党の山添氏、維新の海老沢氏らと残り2議席を争っている。

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2022年7月6日のニュース