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au大混乱 KDDI通信障害、復旧のメド立たず アメダス、物流、ATM、電子チケットなど影響

[ 2022年7月3日 05:30 ]

 KDDI(au)で2日未明から、携帯電話の音声通話やデータ通信が全国で利用しづらくなる通信障害が発生した。

 原因は、音声通話のサービスを提供する設備の故障が発端と判明。猛暑の中、地域気象観測システム(アメダス)のデータ配信が途絶えたり、物流システム、地方銀行のATM、郵便物の遅配など全国でトラブルが続発。auと格安ブランドの「UQモバイル」、「povo(ポヴォ)」の個人の契約数は今年3月末時点で計3097万件。法人向けなどを加えた契約数は6211万件に上る。各地のauショップはこの日、故障を疑って説明を求めるユーザーがあふれ、騒然とした。復旧のメドは立たず、混乱が続いた。

 影響は多方面に広がった。宅配便のヤマトホールディングスでは、顧客がインターネット上で荷物の配送状況を確認するシステムで最新状況が更新されなくなった。首都圏などで運行する東武バスは、一部のバスで一時ICカードの利用が不可能になった。エンタメ界でも、紙チケットに代わりQRコードでの電子チケット入場が主流になっているだけに、表示できずに困り果てる人も。東京ドームで開催されたKis―My―Ft2のコンサートでは、電子チケットが表示できない人専用の窓口を設置し対応。神宮球場で試合を行ったプロ野球ヤクルトは「事前にチケットを印刷またはスクリーンショット等で画像をご準備のうえ来場をお願い致します」と呼び掛けた。

 アメダスは全国約1300カ所の観測点のうち、約480カ所で影響を確認。沖縄・奄美や九州へ台風4号が接近していることから、総務省は障害の早期復旧を指示した。

 電気通信事業法は、110番や119番といった緊急通報を扱う通話サービスでは1時間以上、3万人以上の影響があれば重大事故と位置付け総務省への報告義務を課している。今や社会の基幹インフラとなった通信ネットワークに支障が出ることのリスクが改めて浮き彫りになった。

 《公衆電話が救世主》非常事態を旧機器が救った。昼時、新橋駅近くの電話ボックスには、寿司の出前中という男性の姿があった。もうすぐ到着するとの客への連絡を終え「助かった。久しぶりに(公衆電話を)使った」と汗を拭った。ネット上には「子供が初めて公衆電話を使った」「電話のかけ方が分からない」「テレカ(テレホンカード)が財布にあった」などの書き込みが相次いだ。画像付きで「公衆電話の使い方」をツイッターにアップする人もいた。

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2022年7月3日のニュース