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神奈川は「合併選挙」 補充「1」合わせ5議席に22人激戦、4位で任期6年も5位だと3年に

[ 2022年7月2日 05:30 ]

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参院選神奈川選挙区合併選挙の構図
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 参院選神奈川選挙区(改選数4)は、非改選の欠員1の補充を合わせて計5議席を争う異例の「合併選挙」となっている。4位までの当選者の任期は通常通り6年だが、5位なら非改選議員と同じ3年。当選するにも4位と5位では大きな差があり、当選順位も焦点になる。自民、立憲民主両党がそれぞれ公認候補2人を立てるなど、過去最多22人の混戦になっている。

 自民党が擁立した現職三原じゅん子氏(57)、元職浅尾慶一郎氏(58)は1日、それぞれ横浜市などで精力的に活動した。

 自民は同選挙区で24年ぶりに2人を公認。岸田文雄首相は先月24日、三原氏の応援に入り「神奈川選挙区は最も激しい選挙が行われている」と語気を強めた。公示日には小泉進次郎神奈川県連会長がマイクを握り「複雑で難しい」と表現。浅尾氏のもとにも麻生太郎副総裁と河野太郎広報本部長の“ダブル太郎”が駆け付けるなど党を挙げて支持拡大を図る。

 5人の当選者のうち4位までの任期は通常通り6年、最下位は3年となる。自民、公明、立民は19年参院選で当選した現職がおり、5位当選者が出ると、3年後の選挙で“身内争い”の恐れがある。自民県連関係者は「同じ当選でも4位と5位は天と地の差がある」。現職三浦信祐氏(47)が出馬する公明党関係者も「5位は悲劇を招きかねない」と危機感を持つ。

 参院選の合併選挙は過去3例しかなく、1992年以来の珍事。今回は19年参院選同選挙区で当選した松沢成文氏(64)=日本維新の会=が21年の横浜市長選に立候補し、参院議員を自動失職したために生じた。市長選に敗れた同氏は今回も出馬し、元神奈川県知事という肩書を武器にアピール。複数の情報機関の情勢調査によると、三原氏がリードし浅尾氏、三浦氏、松沢氏が続いている。

 そこに割って入ろうとするのが立民だ。現職真山勇一氏(78)の辞退に伴い、元県議寺崎雄介氏(50)とJAXA職員水野素子氏(52)の新人2人を擁立。両陣営とも伸び悩んでいるが、立民県連関係者は「神奈川は3大県連の一つと言われている。威信をかけて4位以内を確保する」と力を込めた。

 主要政党の情勢調査では、水野氏が寺崎氏をリードしている。立民には非改選議員の牧山弘恵氏(57)がおり、党関係者は「水野氏が5位では、3年後に身内での女性同士の競合になりかねない。4位以内に入ることが必要だ」と話した。

 2人擁立の背景には、昨年の横浜市長選の勝利と衆院選で県内18選挙区で7議席獲得したことがあり、攻め気が出た形だ。しかし県連内では「共倒れの恐れもある」との声が漏れ、一本化を見送った党執行部への不満もくすぶる。

 明暗分かれる4、5位争い。その行方から目が離せない。

 《補選条件満たさず「合併選挙」に》参院議員の任期は6年で、3年ごとに定数の半数を改選する。合併選挙は改選議員の通常選挙と、非改選議員の補欠選挙が同時に行われる選挙。通常、欠員を補充するためには年2回の補選がある。だが、今回の神奈川選挙区では、公職選挙法が定める補選の条件「不足数が通常選挙における議員の定数の4分の1を超えた場合」を満たさずに、合併選挙となった。

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