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なぜ救急車呼ばなかったのか…岐阜協立大野球部で部員死亡 ランニング中倒れ搬送後にコロナ陽性判明

[ 2022年5月27日 05:30 ]

 岐阜協立大(岐阜県大垣市)は26日、硬式野球部の4年生男子部員(22)が14日、ランニング中に倒れて意識を失い、翌日に死亡したと発表した。当時、監督らは救急車を呼ばず、倒れてから約30分経過後、部の車で病院に運んでいた。監督は救急車を呼ばなかった理由を「熱中症だと思った。部の車で運んだ方が早いと判断した」と説明しているという。

 大学によると、14日午前11時ごろ、約1時間走ったところで部員が倒れたという。気象庁によると、当時の大垣市の気温は20.2度と、熱中症になるような猛暑ではなかった。練習でのランニングは通常20~30分で、一部では罰走だったとの情報もある。

 部員は搬送後、発熱していたことが分かり、検査したところ新型コロナウイルスの陽性が確認された。大学は第三者委員会を設置し、死因や部の対応が適切だったかについて調査中。大学関係者は「コロナ禍が落ち着きつつあったので、野球部では4月に入って体調管理が緩くなっていたとの話もある」と漏らした。

 すぐに救急車を呼ばなかった部の対応について、防災・危機管理アドバイザーの山村武彦氏は「急病人への対応は、まず(救急・消防に)知らせること」と指摘。「救急車なら搬送中に応急処置が施され、適切な受け入れ先に搬送できる」と重要性を唱えた。

 同野球部は東海地区大学野球連盟の岐阜県リーグに所属。今年の春季リーグでは7大学中2位だった。

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