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業者ビビったか…誤給付の4299万円「法的に確保」“グレーな金”即返金 

[ 2022年5月25日 05:30 ]

町が法的に確保した約4299万円の内訳
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 山口県阿武町が誤って振り込んだ給付金4630万円の一部を使用したとして、電子計算機使用詐欺容疑で同町の無職田口翔容疑者(24)が逮捕された事件を巡り、花田憲彦町長が24日、町内で記者会見し、約4299万円を法的に確保したと明らかにした。田口容疑者が振り込んだオンライン決済代行会社3社から町の口座に入金された。誤送金分の約9割を確保した形となった。

 ただ、事件は町の入金ミスで始まっており、町民や容疑者に「改めておわび申し上げたい」と陳謝もした。

 田口容疑者は「金はネットカジノで全て使った」と話していた。容疑者の代理人弁護士によると、容疑者は口座に振り込まれた4月8日から19日までに計約4633万円を出金。主な出金先は3社で、それぞれ約3592万円、300万円、400万円を送金していた。他に約340万円のデビット決済もあった。

 町などによると、3社が20日、町の口座に入金。町の代理人は詳しい額は明らかにしなかったが「満額が入金された」と述べた。また容疑者の口座には約6万9000円が残っており、町の代理人は口座を差し押さえているとして「法的にはいつでも取り立てられる」と説明した。デビット決済分は回収できていないという。

 なぜ事態は急転したのか。町の代理人の説明によると「国税徴収法などに基づき、3社の口座の差し押さえなどによって確保した」という。町側は田口容疑者の税金滞納を把握し、同法などにより、田口容疑者が送金した先の3社を特定することができた。今月19日に各社に債権を差し押さえ、取り立てる旨の書面を通知。これを受け、3社から町の口座に振り込みがあったという。町の代理人は「なぜ振り込んできたのかは分からない」とした。

 元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士は「今後、決済代行会社にも捜査が入る可能性がある。それで何らかの痛みを被るのなら、自ら入金することで終わりにしたいと考えたのではないか」との見方を示した。

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2022年5月25日のニュース