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乙武洋匡氏 参院選出馬を表明 東京選挙区から無所属で 「あきらめなくていい社会」の実現訴える

[ 2022年5月19日 21:01 ]

乙武洋匡氏
Photo By 提供写真

 ベストセラー「五体不満足」の著者で作家の乙武洋匡氏(46)が19日、自身のYouTubeチャンネルで生配信を行い、今夏の参院選東京選挙区に無所属で立候補する意向を表明した。乙武氏は政治家になってやりたいこととして「あきらめなくていい社会」作りを掲げ、「自分で自分の人生を選べる社会を作りたい」と訴えた。20日には都内で記者会見を行い、改めて報告する。

 乙武氏を巡っては、自民党が16年参院選に擁立する方針を固めていたが、女性問題が報じられた影響などを受けて見送られた。この日の生配信では「この夏に行われる参議院議員選挙において、東京選挙区からどの政党の支援も受けることなく、完全無所属という立場で立候補させていただくことを決意しました」と表明をした後、6年前の件に言及。「本当はこの気持ちを6年前に皆さんにお伝えさせていただくはずでした。ですが、自分自身の情けない私生活の不祥事によって自らその道を閉ざしてしまった。本当にお恥ずかしい気持ちでいっぱいでしたし、身近な人間に迷惑をかけた。皆さんからお叱りをいただいて、信頼を失って本当に情けなかったですね」と吐露。一時は「もう自分は誰かの役に立つことはできないのか」と思ったというが、4年前からの義足プロジェクト参加を通じて「もう1回、誰かの役に立てるのかな」と6年前の思いが再び沸き上がってきたという。

 政治家になって実現したいこととして、「あきらめなくていい社会」の実現を掲げた乙武氏。障がい者、LGBTQ、海外にルーツを持つ人、経済的に恵まれない人など「世の中にはいろんな境遇の人がいるんです。その境遇の違いによってスタートラインがばらばら。それって本当に公平な社会といえるのか」と現在の社会への疑問を口に。「もう少しスタートラインが揃った、誰もが同じ位置からよーいドンで頑張れる、そんな社会にしていくべきなんじゃないのか。選択肢を持てないことで生き方を制限されている人がたくさんいるんです。社会に多くの選択肢を用意することで、生きづらさを抱える人を解消していきたい。自分で自分の人生を選べる社会にしていきたい」と訴えた。

 参院選東京選挙区(改選数6)には、前回(16年)の参院選で約112万票を獲得しトップ当選した立憲民主党の蓮舫氏のほか、現職は公明党の竹谷とし子氏、共産党の山添拓氏、自民党の朝日健太郎氏が立候補を予定。新人では自民がおニャン子クラブの元メンバーでタレントの生稲晃子氏、立民は松尾明弘氏をそれぞれ2人目の候補として公認。ほかに日本維新の会の海老沢由紀氏、小池百合子都知事の応援を受けるファーストの会の荒木千陽氏、れいわ新選組の依田花蓮氏らが出馬を予定している。

 乙武氏は無所属での立候補となるが「めちゃくちゃ厳しい戦いになると思います」と覚悟を述べ、「多くの方にメッセージを届け、多くの選択肢を用意できる、そういう立場になれたらと思っています」と決意を語った。

 ◇乙武 洋匡(おとたけ・ひろただ)1976年(昭51)4月6日生まれ、東京都出身の46歳。「先天性四肢切断」の障がいで幼少時から電動車椅子で生活。早大在学中の98年に「五体不満足」を発表。卒業後はスポーツライターとして活躍した。

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