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誤給付4630万円 24歳男性「ネットカジノで全部使った」、返還難しく…阿武町長は激怒

[ 2022年5月18日 05:30 ]

給付金4630万円の誤入金の流れ
Photo By スポニチ

 山口県阿武町が新型コロナウイルス対策の臨時特別給付金計4630万円を誤って町内の男性(24)に振り込み、返還を求めている問題で、男性が「金は海外のインターネットカジノ数社で全部使った」と説明していることが17日、関係者への取材で分かった。

 男性の代理人弁護士は16日の記者会見で、男性が振込金を使ってしまい、返還が困難な状況だと明らかにしていた。男性は代理人に対し、スマートフォンを操作し振込金を使ったと説明。男性は4、5月に計2回、県警の任意聴取を受けたという。男性は1人暮らし。代理人は、第三者の関与はないとの見方も示した。

 町が返還を求めるも「もう戻せない。罪は償う」などと拒否し続けてきた男性。その行動に疑問の声が上がっていたが、実際にネットカジノで全額使い切っていたとしたら、金の回収は困難を極めそうだ。

 ITジャーナリストの三上洋氏によると、ネットカジノは海外では合法な国もあるという。日本国内から海外のネットカジノ利用は「違法だが、運営側を摘発できないなど日本の法が及ばない部分がある」(三上氏)。過去に利用者が逮捕されるも、不起訴となった事例がある。

 「もし全額使っていたとしたら、4630万円と巨額のため、支払い方法は暗号資産や仮想通貨に替えて利用したのではないか」(同)という。実際に利用したかどうかは、県警に提出したスマートフォンの履歴などで証明していくとみられる。

 町は返還を求めて男性を相手取り、山口地裁萩支部に今月12日に提訴した。弁護士費用などを含め5100万円余りの支払いを求めている。町が勝訴すると男性の財産差し押さえの強制執行手続きとなるが、カジノで“すって”しまったとなると、即時の回収の可能性は低い。

 阿武町の花田憲彦町長は、この日、会見で「もし事実であれば、許せない気持ちは一般論としてある」と憤りを隠さない。その上で「“はい、そうですか、じゃあ(回収を)断念します”とは全く思っていない」と話した。

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