オミクロン株 肺炎リスク低いものの子どもの重症化に注意

[ 2022年1月13日 05:30 ]

 「オミクロン株」が世界で猛威を振るう中で、これまで軽症や無症状が多いとされてきた若年層の感染が懸念されている。

 米疾病対策センター(CDC)によると、17歳までの新規入院患者数は先月30日~1月5日の平均で1日当たり797人となり前週比で81%増。中でも「0~4歳の入院が上昇している」と発表した。なぜオミクロン株で子供の入院が増えたのか。多くの国で12歳以下をワクチンの接種対象から外してきたことも一因とみられるが、同株特有の事情もあるようだ。

 オミクロン株は従来株のように肺ではなく上気道(鼻から喉)で増殖しやすいことが、重症化しにくい要因とみられている。だが、これが子供にはマイナスに働く恐れがある。英科学誌ネイチャーは「子供の鼻腔(びくう)は狭く、鼻づまりや痰(たん)で呼吸困難を起こしやすい。特に新生児や乳児は鼻でしか呼吸せず、鼻水などがあふれて深刻な症状となることもある」とする専門家の意見を紹介している。

 CDCによると「オミクロン株が子供の重症化を引き起こす兆候は確認されていない」。ただ、別の理由で来院して新型コロナと判明する子供が増えたとも説明。コロナに加え、副鼻腔炎などの合併症にも目を配る必要があるという。

 西武学園医学技術専門学校東京校の中原英臣校長(感染症学)は「日本でも感染者が増えれば、子供の感染も増える、合併症や入院者も増えるだろう。子供は感染対策も十分にできないので、周囲に広げる恐れもある」と指摘する。一方で「肺炎にならなければ、そこまで怖がるものではない」とし、過度の心配は不要とも呼び掛けた。 =この項終わり

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