「新語・流行語大賞」2年連続“コロナの影”トップ10ににじんだ国民のストレス

[ 2021年12月2日 05:30 ]

2021ユーキャン新語・流行語大賞トップテン
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 「2021ユーキャン新語・流行語大賞」が1日発表され、トップテンは新型コロナウイルスの感染拡大と東京五輪・パラリンピックで国民のストレスがにじむ選考となった。

 新型コロナに直接関わる言葉は「人流」と「黙食」だけだったが、選考委員会は「うっせぇわ」「親ガチャ」「ぼったくり男爵」の選考理由も「コロナ」を交えて説明。「うっせぇわ」は「コロナ下で鬱屈(うっくつ)した空気を思い切り晴らしてくれた」と評価。「親ガチャ」は、外出自粛などで社会的孤立を深める若者の「生きづらさ」の発露と分析した。

 選考委員で漫画家・コラムニストの辛酸なめ子さんは「緊急事態宣言が続き(世の中に)元気がなかったのか、テンションが低い言葉が多くなった」と語った。同じコロナ関連でも、昨年の「あつ森」や「オンライン○○」「GoToキャンペーン」など、新たな生活様式に対応した言葉が並んだのとは対照的。2年目の“コロナ疲れ”が出たとも言えそうだ。

 一方「ぼったくり男爵」はIOCバッハ会長をやゆした言葉だが、選考委はこちらもコロナを絡めて「(IOCは)日本の感染状況に配慮なく五輪開催に突き進んだ」と指摘。国民感情を逆なでした姿勢を批判した。

 選考にはコロナや五輪を巡る不安や不満が色濃く出たが、ここに来て新規感染者数が激減するなど感染状況は落ち着きを取り戻しつつある。オミクロン株の登場は不安だが、選考委員の姜尚中東大名誉教授は「来年はコロナの影が払しょくされ、はじけるような言葉が待っているんじゃないかと期待している」と語った。

 《漢字2文字でインパクト大》「黙食」はカレー店「マサラキッチン」(福岡市)の店主、三辻忍さん(46)が今年1月にツイッターに投稿したことで広く知られるようになった。三辻さんは「長々と婉曲(えんきょく)的に伝えるよりも、漢字2文字の方がインパクトがあると思った」と説明。店の感染症対策の一環で、マスクを外して食事をする際の注意喚起のために思いついたという。

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