脱税容疑逮捕の日大理事長に建設取引業者から3000万円、医療法人から3000万円

[ 2021年12月1日 05:30 ]

 日本大学理事長田中英寿容疑者(74)の所得税法違反事件で、背任罪で起訴された元理事井ノ口忠男被告(64)が、大学と取引していた金沢市の建設業者に現金約3000万円を用意させ、理事長の再任祝いとして昨年9月に田中容疑者側に渡した疑いがあることが30日、関係者への取材で分かった。田中容疑者が同8月、東京都内の焼き肉店で別に3000万円を受領したとみられることも判明。これらを含む計約1億2000万円の所得を隠したとされ、東京地検特捜部が経緯を調べている。

 関係者によると、日大は昨年6月、台風被害の復旧工事をこの建設業者に約8億円で発注。その後、田中容疑者が同9月に理事長に再任されると、井ノ口被告は約3000万円を用意するよう指示。再任の約1週間後に東京都内で現金を受け取った後、田中容疑者側に渡したとみられる。大阪市の医療法人「錦秀会」の前理事長籔本雅巳被告(61)も昨年8月、井ノ口被告から「何かとお世話になっているのだから」と促され、医学部付属板橋病院の建て替え工事を巡る謝礼の趣旨で、田中容疑者側に焼き肉店で現金3000万円を提供。その2日前に、工事の設計監理業務を受注した都内の設計事務所から籔本被告側に2億2000万円が流出していた。

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