コロナ禍、いつまで続くのか…オミクロン株 欧州で急拡大 地球規模でも広まり始める

[ 2021年11月29日 05:30 ]

コロナ変異株「オミクロン」を巡る動き
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 南アフリカなどで確認された新型コロナウイルスの新変異株で、世界保健機関(WHO)が最も警戒レベルの高い「懸念される変異株」に指定した「オミクロン株」の感染が欧州を中心に世界で拡大した。

 欧州では26日、ベルギーで同株の感染を確認。27日にはドイツ南部バイエルン州、イタリア北部ミラノで確認された。いずれもアフリカ南部からの渡航者という。オランダでは保健当局が28日、南アフリカから26日に到着した航空便2便の搭乗者のうち、13人について同株の感染を確認したと発表した。デンマークも、南アから入国していた2人に感染疑いがあると発表した。このほかチェコでも同様の症例を確認した。

 オミクロン株の報告以前からコロナ感染が再拡大していただけに各国の危機感は強い。2件が確認された英国のジョンソン首相は27日の記者会見で、3回目の追加接種を迅速に行うよう呼び掛けた。人口が集中するイングランドでは、公共交通機関と小売店内でのマスク着用義務を再び導入。他の地域では義務化が続いており、英国全体で一定の規制が復活した形だ。

 ポルトガルでは27日、サッカー1部リーグで試合が打ち切られるドタバタ劇も。16位ベレネンセスは、選手・スタッフ計17人が陽性と判定される事態となり、オミクロン株の広がる南アフリカからの帰国選手もいたことから緊張感が走った。

 それでも3位ベンフィカとの試合に選手9人で臨んだが、前半を0―7で折り返すなどチームはボロボロ。試合中の負傷もあり、後半開始直後に6人まで減ったところで試合は打ち切りとなった。1チーム最低でも7人が必要との規定がある。

 ワクチン接種の広まりもあり、観客席も含めて元の姿に戻りつつあるスポーツにも、再び忍び寄るコロナが影を落とした格好だ。

 オミクロン株は欧州だけでなく、オーストラリアでも28日、2人の感染が確認されるなど、地球規模で広まり始めた。日本を含む各国がワクチン接種を進め、規制緩和で経済立て直しを模索する中、戦略転換を迫られる可能性もある。

 《水際対策強化を拡大》日本国内の警戒も高まっている。流入阻止へ向けて27日、指定施設での10日間待機など水際対策強化の対象を南アと近隣5カ国の計6カ国としたが、28日に同9カ国に増やした。国立感染症研究所は同株を「懸念すべき変異株」に指定し、警戒度を最も高いレベルに引き上げた。米国も国内未確認だが、27日にアフリカ8カ国への渡航警戒レベルを4段階のうち最も厳しい「渡航中止」(レベル4)に引き上げた。イスラエルは27日、全外国人の入国を禁止すると発表した。28日夜から2週間の予定。全外国人の入国禁止措置は同国が初めて。同国は1人の感染が確認され、これまでアフリカ7カ国のみを入国禁止対象にしていた。

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