不審者の侵入を防ぐのが前提 生徒が凶器を持ち込む事態は想定外

[ 2021年11月26日 05:30 ]

3年の男子生徒が刺殺される事件が起きた愛知県弥富市の市立中学校
Photo By 共同

 愛知県弥富市の市立中で3年の男子生徒(14)が刺されて死亡した事件で、殺人容疑で送検された同学年の男子生徒(14)が「(被害生徒に)嫌なことをされた」との趣旨の供述をしていることが25日、捜査関係者への取材で分かった。

 逮捕された男子生徒は凶器とみられる包丁を、計画的に校内に持ち込んだ可能性がある。

 学校現場では、2001年の大阪教育大付属池田小学校事件後の09年、危機対応マニュアルの策定や教員の防犯訓練実施が義務づけられた。だが、多くは不審者の侵入を防ぐのが前提となっている。防犯カメラの設置や、登下校時を除く校門の施錠などの対策は普及したが、生徒が凶器を持ち込む事態は想定外。関係者は「対策は困難だ」と漏らす。

 文部科学省の担当者によると、手荷物検査や金属探知機の設置といったハード面の対策は「現実的ではない」という。その理由を「児童生徒が事件を起こすリスクを強調すると校内に疑心暗鬼を招き、教育活動が成り立たない」と説明した。

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