中3刺殺 男子生徒が供述「嫌なことされた」LINEを巡るトラブルの情報も

[ 2021年11月26日 05:30 ]

3年の男子生徒が刺殺される事件が起きた愛知県弥富市の市立中学校
Photo By 共同

 愛知県弥富市の市立中で3年の男子生徒(14)が刺されて死亡した事件で、殺人容疑で送検された同学年の男子生徒(14)が「(被害生徒に)嫌なことをされた」との趣旨の供述をしていることが25日、捜査関係者への取材で分かった。恨みを募らせていたとの趣旨の話もしている。学校や市の教育委員会は、2人の間のトラブルを「把握していない」としており、県警は他の生徒や教諭からも話を聴くなどして、供述内容の裏付けを慎重に進める。

 県警によると、亡くなったのは伊藤柚輝さん。男子生徒は24日午前8時ごろ、刃渡り約20センチの包丁で伊藤さんを刺したとして殺人未遂容疑で現行犯逮捕され、25日に殺人容疑で送検された。捜査関係者によると、凶器の包丁を「事前にインターネットで購入した」と供述。またLINEを巡るトラブルがあったとの情報もあり、県警は自宅の家宅捜索で押収した男子生徒のスマートフォンを解析し、動機などの解明を急ぐ。

 伊藤さんは24日午前10時35分に出血性ショックで死亡。正面から腹を刺されたとみられることも判明した。傷は肝臓を貫通し、腹部の大動脈や脾臓(ひぞう)も損傷しており、県警は強い殺意があったとみている。司法解剖し、遺体の状況をさらに詳しく調べる。

 現場の学校は他のクラスへ立ち入ってはいけないとのルールがあることも分かった。男子生徒はこのルールを守り、教室にいた伊藤さんを廊下に呼び出し、襲ったとみられる。

 男子生徒の父親は25日までに取材に応じ、「情報がなく、私も錯乱しているので何も言えない」と話した。

 学校は24日夜に開かれた保護者会で、3年生は卒業まで事件現場に近い教室でなく会議室などで授業を受けることや、25~26日に予定していた期末試験を1週間程度遅らせるなどの対応を取ると説明した。市教委によると、事件の影響で25日は同校の1~3年生計11人が体調を崩し欠席。一部は事件を目撃した可能性がある。市は県からスクールカウンセラーの派遣を受け、生徒たちの心のケアに当たっている。

続きを表示

「嵐」特集記事

「ジャニーズ」特集記事

2021年11月26日のニュース