林外相「早く懸念払拭を」中国テニス選手安否問題に見解

[ 2021年11月25日 05:30 ]

記者会見する林外相=24日午後、外務省
Photo By 共同

 林芳正外相は24日の記者会見で、中国の王毅国務委員兼外相からの訪中要請に関し「私の訪中については現時点においてまだ何ら決まっていない」と表明した。これに先立つ自民党外交部会などの会合で、佐藤正久外交部会長は林氏の訪中について「間違ったメッセージを海外に出すことになる」と強調し、慎重な対応を求めた。

 自民党内では中国公船による沖縄県・尖閣諸島周辺の領海侵入などを理由に林氏の早期訪中への慎重論が出ている。佐藤氏は会合で「来年は日中国交正常化50周年だが、非常に敏感な時期だ。考慮してもらいたい」とも述べた。

 林氏は会見で、中国共産党最高指導部メンバーだった張高麗元副首相との不倫告白後に動静が分からなくなった女子テニス選手、彭帥を巡る問題に対し「政府としては一刻も早く懸念が払拭されることを強く望んでいる。関連の状況を注視していきたい」と語った。

 中国の人権状況を巡り「国際社会の普遍的価値である自由や基本的人権の尊重、法の支配が中国においても保障されることが重要だ」と指摘。欧米で「外交ボイコット」が取り沙汰される来年2月開幕の北京冬季五輪への対処方針についても「何ら決まっていない」と説明した。

 日本の対中外交方針を巡っては「主張すべきは毅然として主張し、責任ある行動を求める」と強調。同時に「対話を続けて共通の諸課題について協力していく姿勢で臨みたい」として、意思疎通を図る考えを示した。

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