衆院解散、総選挙へ コロナ、経済対策が争点 19日公示、31日投開票 任期満了越え初

[ 2021年10月14日 14:26 ]

衆院が解散され、万歳三唱する議員=14日午後1時3分、衆院本会議場
Photo By 共同

 衆院は14日午後の本会議で解散された。政府はその後の臨時閣議で衆院選日程を「19日公示、31日投開票」と決定。政府の新型コロナウイルス対策や今後の経済政策が争点となるほか、9年近く続いた安倍、菅両政権の政治姿勢も問われそうだ。岸田文雄首相は成長と分配の好循環による「新しい資本主義」を掲げる。野党は先の自民党総裁選で格差是正を主張しながら、富裕層中心の金融所得課税強化を先送りした首相の判断を問う。21日の衆院議員任期満了を越えての衆院選は現憲法下で初。

 首相就任から10日後の衆院解散と、解散から17日後の投開票はいずれも戦後最短。コロナ下で初の大型国政選挙となる。

 首相は14日朝、衆院解散を迎える心境について「国民の判断をいただかなければならない。大変厳粛な気持ちだ。われわれが何を目指しているのかを訴えていきたい」と官邸で記者団に述べた。立憲民主党の枝野幸男代表は「いよいよ戦いに入る。後手後手の新型コロナウイルス対策など自民党は変われない。政権そのものを代えないといけない」と国会内で語った。

 衆院選は自民、公明両党が定数の3分の2の計310議席を獲得した2017年10月以来。与野党は小選挙区289、比例代表176の計465議席を争う。首相は9月の総裁就任時、勝敗ラインを与党で過半数(233)と位置付けた。

 選挙戦で首相は、コロナ対応に万全を期すと強調。分厚い中間層の再構築を訴える。公明党は子育てや教育重視の政策をアピールする。

 立憲民主、共産、れいわ新選組、社民の野党4党は、格差と貧困の是正へ消費税減税や富裕層の負担強化を提唱。日本維新の会は、生活に必要な最低限の金額を一律に給付する「ベーシックインカム」の検討を唱える。国民民主党は積極財政への転換を打ち出す。

 14日午前の臨時閣議で首相と全閣僚は解散の閣議決定書に署名した。衆院本会議で大島理森議長が解散詔書を読み上げた。

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