「聞く力」の岸田首相 聞いただけ?森友問題もコロナも答弁に具体性なし

[ 2021年10月12日 05:30 ]

衆院本会議の代表質問で答弁する岸田首相
Photo By 共同

 岸田文雄首相の所信表明演説に対する各党の代表質問が11日、衆院本会議で始まった。衆参両院で13日まで実施。首相は14日に衆院を解散する意向で、代表質問が衆院選前の最後の国会論戦となる。

 立憲民主党の辻元清美副代表は、森友学園に関する財務省の決算文書改ざんで自殺した元職員赤木俊夫さんの妻雅子さんが、首相に出した手紙を朗読した。「第三者による再調査で真相を明らかにしてください」などと文面を読み上げた。先週、雅子さんと会ったといい「手紙をどう受け止めたか。再調査は実行するか」と首相に迫った。首相は「拝読した。内容をしっかり受け止めたい」としたが、再調査は重ねて否定した。

 やりとりを傍聴席で見つめた雅子さんは「首相の答弁は期待外れだったが、意地悪な感じはなかった。再調査へ前進してくれるのではないか」と話した。

 立民の枝野幸男代表の質問にも、中身の薄い回答が目立った。新型コロナウイルス対策の反省点や今後の改善点を聞かれ「早急に対応策の全体像の骨格を示すよう指示した」と述べた。金融所得への増税に関しても聞かれたが先送りの意向を示し、この日夜のテレビ番組で2022年度の税制改正の対象外との認識を示した。

 「聞く力」を強調する岸田首相だが、ネットでは「質問を聞いていたのか」「手紙も読んだだけでは困る」などの声が見られた。

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