自民・河野広報本部長が“客寄せ太郎”に 大阪で応援演説、ワクチン実績強調 存在感アピール

[ 2021年10月10日 05:30 ]

大阪・堺市の泉ヶ丘駅前で、衆院選大阪17区から立候補予定の岡下昌平氏を応援演説する河野太郎氏(左)
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 岸田文雄首相が14日の衆院解散を表明してから初めての週末を迎えた9日、自民党総裁の座を争った河野太郎党広報本部長は大阪17区に出馬を予定している岡下昌平衆院議員の応援に駆け付けた。新型コロナウイルス対策のため総裁選では一切行われなかった街頭に出ての演説。“客寄せ太郎”としてしっかり聴衆を集めた一方、失地回復を狙うかのように自らの存在感アピールにも全力を注いだ。

 秋晴れの空の下、堺市の泉ケ丘駅前に鮮やかな黄色のネクタイにグレーのスーツ姿で現れると、マイクを握り「大阪は党員投票のトップでした」とPR。総裁選の党員・党友票で最多得票した地とあって、表情を緩めて支援に感謝した。

 岡下氏の紹介を終えると、前ワクチン担当相としての実績をここぞとばかりに強調。続けて「総裁選は私の力不足でした。いずれまた、捲土(けんど)重来と思っている」と次期総裁選への挑戦意欲を燃やした。

 “冷や飯人事”を受け入れて「ポスト岸田」へまい進する姿勢を見せる河野氏。3日にはインターネット番組で「党員100万人の新規拡大構想」をぶち上げ、今度こそ「民意の圧倒的な支持」を得て勝利を目指す戦略を披露した。総裁選と重なり、延期になっていた大阪入りも河野氏側から岡下陣営に連絡を入れて実現した。5日には約242万のフォロワーを抱える自身のツイッターで、岡下氏の投稿を転載する形で演説予定を周知徹底した。

 “客寄せ太郎”の役目を果たして、聴衆は約1000人(陣営発表)を集めた。中には「ワクチンありがとう」と記したボードを掲げる人もいた。これに気をよくした河野氏は演説後、ボードを掲げた聴衆の写真を載せ「こちらこそありがとう!」とツイート。リアルとネットを組み合わせて「人気者」としての存在感を発信することに余念がなかった。

 党四役など要職から外れた河野氏だが、演説終了後には「次の首相になってや!」の掛け声に笑みを浮かべる一幕も。19日に公示が迫る衆院選は「ポスト岸田」の地歩を固める好機。埋没したら自らの浮沈に関わるだけに、31日の投開票までグイグイと猛烈アピールする日々が続きそうだ。

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